エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#高品質の天にも昇る心の習慣 #過去は変えられる #単独者の心得 #自分自身の人生を生きる心の習慣 #言葉の魔術師エリクソン #魂の抜け殻のご親戚筋

2017-11-09 14:22:13 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com  但し,全て半角にしてから,☆→1430777@に変換してください。当方,年間70~80ケースの発達トラウマ障害(DTD)セラピーをしてきていかなりのケースが善くなっていますよ。あなたも是非位一度連絡してください。料金は収入によっていろいろです。世帯所得によって,ワンセッション500円(家庭保護世帯,母親のひとり親世帯など)~30,000(年収1,000万以上)

 

インターメッツォ: 信頼のベクトル
   安全と安心のはじめ   ガリラヤの言い伝えと「≪私≫という感じ」 最終回  とうとう、この論文の最終回。ここまでお付き合いいただきました皆様、あり......
 

 今宵も,Young man Luther   P.216,下から2行目途中からです。昨日の心の習慣のところから少し飛びます。ルターが身に着けた心の習慣について,さらに話が展開します。クリスチャンにとっても,宗教とは無関係な人にとっても,1人の人間として独立して生きていきたいと願う人ならば,必須のところといっていいところです。

 

 

 

 

 

自我,意識にとって,永遠とは常に今,です。

  ルターが,いまここにスピリットがある点と,いつでも初め(始まり)に立つ点(semper incipere ラテン語で,「いつでも,始まりに」)を強力に強調したことは,単に,信頼の舞台,というだけではなくて,精神分析が「自我の強さ」と呼んだ心の状態を支配する質の高い1つの心の習慣にもなります。質の高い心の習慣を心得た自我・意識にとって,過去は,もはや差し迫った悲しき運命へと至る準備として経験された過去ではなくなり変えられない過去でもなくなり,むしろ,過去は,忘れ,偽り,理想化することを便利にゴチャマゼにすることによって,過去を現在にとつてなくてはならないものになるいつも今ここにある心から自由な勝利の一部になります。ただし,知らぬ間に,思い込みに流されることもありませんし,わざとウソをつくこともありません高い質の心の習慣を身に着けた自我,意識は,過去の失敗も過去の失態も,甘んじて受け入れる場合もありますし,将来に無理は求めないようになります。高い質の心の習慣を体得した自我,意識は,今どきの,間違った物の見方に対しても鷹揚な構えをなくしませんし,疑いや心配事に抗して考えてみても,なかなか確かなことが思いつかない不確かさに対しても,いまここが無傷の場であることに似た,今ここにある繋がりが一番確実な絆である(訳注:毎日の)経験一番確かなことを(訳注:過去を思い出すときに)思い出すによって,防ぐことができます。質の高い心の習慣を心底理解した健全な自我,全な意識にとって,時間の流れは,そのまま,自分が確かにされる時の流れになります。ですから,質の高い心の習慣を体現した健全な自我の人全うな自覚のある人は,そのようにして,死ぬことが怖くなくなります。(フロイトが熱心に,そう指摘してますでしょ) 質の高い心の習慣が腑に落ちた健全な自我の人全うな自覚のある人は,死ぬことを考えません。しかし,質の高い心の習慣を実現した健全な自我の人,全うな自覚の人は,悪い良心,いろんな本能的衝動,現実に対する,「いまここで心から自由な勝利」をなくすことを恐れますね。この3つに対する戦いに敗れますとね,負けた自我の人負けた意識の人は,生きる屍,生きてても魂の抜け殻です。逆に,この戦いに繰り返し勝つことは,自我,意識が,「自分は,いつでも自分自身の人生を始めることができるぞ」と思う天にも昇る心の習慣になります。神学的に言ったら,creaturae procedunt ex deo liberere et voluntarie et non naturalier.  (ラテン語で「生き物は神様から,自由意志によって生まれるのであって,自然に生まれるわけじゃない」) 生きているものは,神様から自由に,自由意志によって,生まれるのであって,自然に生まれるわけではありません。つまり,生きているものは,生物学的には説明しつくせるものじゃあないんです。

 

 

 

 

 

 人は,今ここで心から自由な勝利を味わいながら生きると,自分自身の人生をいつでも始めることができます。自分の中で,魂,スピリットがいつも生きているからです。今ここで心から自由な勝利の,元の英語は,a present masteryですが,これは,「いまここを生きているイエス・キリスト」とも訳せる多義的な言葉です。それは,聖書の神様が「いまここを生きている存在」という,お名前とも関係します。言葉の魔術師,エリクソンのなせる業ですね。

 エリクソンは,もともとドイツ語を話していましたし,英語もマスターしましたでしょ。それに,ここにも登場しますけれども,ラテン語も勉強していますし,ギリシャ語も教養人として学んでいたんですね。ですから,一つの言葉を掛詞にして,重層的につかいますから,翻訳者泣かせのところがあります。

 また,英語で奇妙な言い回しをすることがありますけれども,それは,ラテン語やギリシャ語で表現することを,英語で表現しようと苦心した跡である場合が多いです。ですから,一層翻訳者泣かせです。その辺の事情が分からない西平直さんらが,チンプンカンプンな翻訳しかできないのは,こういった事情が背景にありますね。

 いつも今ここにある心からの自由な勝利を味わいながら生かされている人は,いつでも自分の人生を始めることができる,という天国に上るような質の高い心の習慣を身に着けて,イキイキ,ぴちぴち人生陽気で楽しく生きられます。

 いつも今ここにある心から自由な勝利ができず,悪い良心,いろんな本能の衝動,現実の3つとの戦いに敗れると,生きる屍,生きているのに,魂の抜け殻でしかありません。

 企業不正に手を染める人も,お馬鹿なルールを子どもに押し付ける教員も,猟奇的事件の容疑者も,悪魔の安倍詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちも,魂の抜け殻である点で,共通しています。皆,ご親戚筋です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

#安心して赤ちゃんがお母さんにくっつく幸せ #安心は預言者 #猟奇的事件企業不正おバカなルールの押し付けのニッポン

2017-11-09 07:53:56 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com  但し,全て半角にしてから,☆→1430777@に変換してください。当方,年間70~80ケースの発達トラウマ障害(DTD)セラピーをしてきていかなりのケースが善くなっていますよ。あなたも是非位一度連絡してください。料金は収入によっていろいろです。世帯所得によって,ワンセッション500円(家庭保護世帯,母親のひとり親世帯など)~30,000(年収1,000万以上)

 

インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 神無き時代の深い悲しみ
   乗っ取り   国立市公民館の「図書室の集い」:わが安倍晋三首相は、駄々っ子以下  私事にわたることで恐縮ですが、私は生まれも育ちも、東京都国立市谷......
 

 

 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?

 第7章。「同じ波長になる:くっつくこと(アタッチメント)と心の音色を響き合うこと(アトゥーンメント)」です。p.122,第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 

 同様に,辛いことに対する子ども等の反応も,その子の両親が,心穏やかなのか,ストレスだらけなのかで,違ってきます。以前クラスの生徒だったグレン・サックスは,現在は,NYUニューヨーク大学の子ども・青年精神医学部の部長ですが,彼が教えてくれたのは,子どもが重度の火傷の治療で入院した時,お母さんと一緒にいて安心しているかどうかによって,その子がPTSDになるかどうかがわかりますよ,ということです。子どもがお母さんに安心してくっついていることが,痛みを和らげるのに必要なモルヒネの量を予言します。赤ちゃんがお母さんにくっつく安心が豊かであるほど,痛み止めは少しで済みます

 

 

 

 赤ちゃんがお母さんに安心してくっつくことが,とっても大事なことが改めてわかりますね。

 ところか,低賃金長時間労働ですから,ニッポンのお母さんは,そもそも赤ちゃんのそばにいつもいないことが,大多数になっていますでしょ。

 その損失は,その子と母親だけに限られません計り知れないほどの社会的損失です。痛み止めが増えるだけの話ではない,猟奇的事件・企業不正・おバカなルールのニッポンです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聖書の言葉 #1人豊か  #聖地巡礼  #生地巡礼

2017-11-09 07:38:46 | 聖書の言葉から

 

 

 発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com  但し,全て半角にしてから,☆→1430777@に変換してください。当方,年間70~80ケースの発達トラウマ障害(DTD)セラピーをしてきていかなりのケースが善くなっていますよ。あなたも是非位一度連絡してください。料金は収入によっていろいろです。世帯所得によって,ワンセッション500円(家庭保護世帯,母親のひとり親世帯など)~30,000(年収1,000万以上)

 

 

インターメッツォ: 感動の先取り?
   マインドフルネスの効果は絶大なんだなぁ    信頼と勇気の練習  あらゆる創造的な活動は、信頼と言う基礎があって初めて可能になる。創造的な活動は、......
 

 

 

 今朝も,Out of solitude,p.56から。昨日の続き。

 

 

 

 

 

 悲しみから,愉快な歓びが生まれます。

 

 

 

 

 

 ですから,悲しみも,意外に大事

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現世考 : #てるみさん と #サザエさん

2017-11-09 07:11:59 | 間奏曲
 
境界性人格障害(BPD)は7歳以前から虐待されている
   世界の中心にいたい私たち 自己中心とは真逆    愛敵とは?   「ガリラヤの言い伝えと≪私≫という感じ」もそろそろ佳境。 p361第2パラグラフ......
 

 

 旅行業者のてるみくらぶの社長が,粉飾決算の予算書を見せて,三井住友銀行から融資を受けたのは,「銀行から融資名目で現金約2億円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は8日、詐欺などの疑いで、同社社長の山田千賀子容疑者(67)=東京都町田市=と、元経理責任者の笹井利幸容疑者(36)=埼玉県春日部市=を逮捕した」とニュースが伝えています。http://www.sankei.com/affairs/news/171108/afr1711080010-n1.html

 私は,瞬時に,「弱い者いじめだなぁ」,「見せしめだなぁ」,「スケープゴートだなぁ」と感じました。

 サザエさんのスポンサー,東芝も,粉飾決算で,市民を騙して,長い間融資はもとより,投資も受けてきたのに,どなたも逮捕されたり,ましてや,東芝が倒産したりは,今現在,してませんでしょ。

 法治国家ならば,法の適応は,公平でなくてはなりません。小さな旅行業者は×で,大きな東芝は,〇では,法治国家とは言えません。

 法律が,権力の都合で,身勝手に運用されています。

 それは,伊藤詩織さんがレイプされたのに,悪魔の安倍詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちの,TBSの何某は,逮捕されないのと,おなじ,法律が,権力の都合で,恣意的に,身勝手に,運用されているのと同じです。

 法の下の平等がない国,民主主義じゃない国,という点で,ニッポンは,北朝鮮,中国のご親戚筋です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

#脳波検査の生みの親ベルガー #生みの苦しみにある喜び #テレパシー体験

2017-11-09 06:15:08 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com  但し,全て半角にしてから,☆→1430777@に変換してください。当方,年間70~80ケースの発達トラウマ障害(DTD)セラピーをしてきていかなりのケースが善くなっていますよ。あなたも是非位一度連絡してください。料金は収入によっていろいろです。世帯所得によって,ワンセッション500円(家庭保護世帯,母親のひとり親世帯など)~30,000(年収1,000万以上)

 

インターメッツォ:ソリチュード : ソリチュード「1人の豊かさ」、あるいは、お祈りは、魂の対話の初め
   常に新鮮な神様の御顔   信頼と勇気の練習  あらゆる創造的な活動は、信頼と言う基礎があって初めて可能になる。創造的な活動は、限りなくスピリチュア......
 

 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?

 今日から,第19章。「応用神経科学 : 怖がりやすい心を脳に結び直す / コンピーターを使った方法」です。p.312の,第4パラグラフから。

 

 

 

 

 

 

 脳の電気的活動が最初に記録されたのは,1924年,ドイツ人精神科医ハンス・ベルガーによります。新しい科学技術は,医学界の重鎮たちに疑われ,笑いものにされされましたが,脳波検査は,てんかんのある患者さんの発作を診断するのに,不可欠な道具に次第になりました。ベルガーは,様々な精神活動に見合う様々な脳波パターンを見つけました。(たとえば,数学の問題を解こうとすると,ベータ波として知られる中間の周波数帯が不意に高まります)

 

 

 

                   

 

 

  脳波検査を最初の確立したのが,今日ご紹介の,ハンス・ベルガーです。新しいことが,馬鹿にされるのは世の常ですね。それでも,良いものは生き延びるんです。脳波検査は,今でも,てんかん発作の診断には欠かせませんでしょ。私も昔実験台で脳波検査をしてもらったことがあります。

 ハンス・ベルガーは,最初は天文学を志していたのに,テレパシー(虫の知らせ)の不思議を体験して,医学に転向したことが,ウィキペディアで紹介されてます。面白いですね。まるで,脳波の不思議を見つけることが予定されていたみたいですよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする