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こころの貧しい人は幸い?保育園とスタジアム トラウマに対する「新しい見方」めまいを感じる時の、圧倒的な歓び2013-09-04 04:37:12 | エリクソンの発達臨床心......
Toys and reasons: stages in the ritualization of experience 『おもちゃと覚めた精神 日々の経験を礼拝にする舞台』 から,p.57,第2パラグラフ。
ことの核心は,あるいは,大事なことは,遊びが生まれる始まりに立ち返って考えると,過去の神話を超えて,人間の条件には,陽気で楽しいことの強さの価値を大事にするだけではなくて,陽気で楽しいことの心の弱さの価値を大事にすることもある,ということです。その人間の条件は,赤ちゃんとお母さんの間で,互恵的に自分を相手に合わせるパターンや,熱心にやり取りするパターンから,始まりますでしょ。遊びの始まりにある経験は,これまで見てきたように,互恵的に相手を大事にすることによって,相手の役に立つ役目を互恵的に果たす関係も確かにされ,それと同時に,陽気で楽しく想像力を働かせることも確かにされる,という根源的な経験を確かにします。この根源的な経験があるおかげで,子どもの時には,子どもが,自分の本音の気持ちを出せなかったり,癇癪を起したりすることが,少なくなります。それは,後年大人のなってから,(訳注:職場や家庭や政治の場で)本音を出せなかったり,激しい怒りを人のぶつけたり(訳注:して,高速であおり運転をしたり,タクシーや電車内で暴れたり,猟奇的事件を起こしたり)することを少なくしてくれるのと,ちょうど同じです。
ハンナ・アーレントが『人間の条件』を出版したのが,1958年,シカゴ大学出版部からです。このエリクソンの本が出たのは,ニューヨークのノートン社から,1977年です。ハンナ・アーレントが,1906(明治39)年,当時のドイツの東の端,今はロシア領のケーニヒスベルグのドイツ系ユダヤ人の進歩的な教員の家庭にうまれます。エリック・エリクソンは,1902(明治35)年,ドイツの反対側,南西部のフランクフルト在住のユダヤ系デンマーク人の母子家庭に生まれます。2人ともナチスに追われて,アメリカに亡命しています。4歳違いでともにユダヤ人,ナチスから逃げてアメリカに来たのも同じ。
エリクソンは,この,ハンナ・アーレントの代表作『人間の条件』の問いに対する答えを,エリクソンの人生体験,臨床実践に裏打ちされた,とても深い聖書理解に基づいて応答しているところです。2人のインタープレイ。
思いがけない,時の符丁です。