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吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記
RDF事故で県職員ら15人書類送検
容器包装リサイクル法施行により、プラごみの圧縮過程に問題はないかとの疑問から「杉並病」のことを調べて、想像以上の症状に驚き、「じゃあ同じように圧縮過程のあるRDFも問題でしょう」という疑問からRDF問題を調べはじめたのは、名古屋市がゴミ非常事態宣言を出す少し前。
調べ始めると、課題だらけでした・・・。安全性も、コスト面も・・・。
ダイオキシンが出ない「夢の施設」として広まったのに、実は、RDFを製造するときにも、焼却するときにもダイオキシンは発生するということで、ダイオキシン対策をせねばならないといった代物だったのです。(やっぱり”夢”だった)
三重県RDF発電所爆発事故の時は、我が村でも地響き。
この事故の2か月半前(5/30)に、私は偶然にも発電所見学に行きました。すでに火災事故などトラブルが多発しており、汚水の問題で現地の方とも一緒でした。
そのとき見せられたRDFは、ピカピカに光り、カチカチの堅いRDF(←これは、どこで偽造したのでしょう)。そして、そのとき、遠くから映したRDF貯蔵庫の写真の下部から、かすかに蒸気か煙か分からないのですが、もや~としたものが出ていたのが、ずっと気になっています。(どこかに写真があるはずなので、カチカチのピカピカのRDFと一緒にまたアップします。)
語り始めれば、きりがない三重RDF問題。計画段階で、三重企業庁長は、ある講演会で「RDFはだめだ」ということを臭わす発言も。そんな中でこの計画は進められたのです。
法的責任を問われても当然であり、廃棄物処理法違反の責任も問われるべきでしょう。
フェロシルト事件とRDF問題をからめ、中日新聞に載せて頂いた記事がありますのでご紹介。
(以下、中日新聞05.01.06)
http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20060106/lcl_____mie_____000.shtml
RDF事故で県職員ら15人書類送検
庁内、驚き隠せず
桑名市の三重ごみ固形燃料(RDF)発電所で二〇〇三年八月に発生した燃料貯蔵サイロの爆発事故で、現職職員四人を含む当時の県企業庁職員六人が五日、操業委託先の富士電機システムズ(東京)、桑名市消防本部の当時の責任者ら九人とともに書類送検された。事故から約二年半。「書類送検は近い」とみていた企業庁にとっても突然の事態だったといい、関係者は事実関係の確認など対応に追われた。 (谷村 卓哉)
「事態を極めて厳粛に受け止めている。殉職した消防士の冥福を、あらためてお祈りしたい」。書類送検を受けてこの日、井藤久志庁長ら県企業庁幹部が記者会見に臨み、カメラの前で深々と頭を下げた。
新たなRDF貯蔵槽の建設など、安全管理に努めていることを強調した上で「二度と痛ましい事故が起きないよう万全を期したい」とも。送検された職員の処分や、退職した当時の浜田智生庁長(61)に対する退職金返還請求などに関しては「検察の捜査の結果を待って判断したい」と答えた。
〇四年九月のRDF発電所再開に際し、自らを減給処分にした野呂昭彦知事も取材に応じ「当時の関係者は爆発の危険性を十分予見していなかったと思われるが、結果として、関係機関全体が責任を問われている」と厳しい表情で話した。
企業庁によると、この日午後二時半ごろ、県警と四日市労働基準監督署から別々に「関係者を書類送検した」と連絡があった。庁内は騒然となり、送検容疑の確認や今後の対応方針を決める協議に追われたという。ある幹部は「事故からまもなく三年。昨年末から『もうそろそろかな』と話していたが、まさか年明け早々とは」と驚きを隠さなかった。
RDF発電所は事故後、安全対策に費用をかけたことや事業に参加する自治体が伸び悩んだことで、収支面でも苦しんでいる。この幹部は「RDFは当初、夢の施設と言われ、今でもごみを有効利用する施設としては否定しないが、あの事故は新技術の生みの苦しみとしてはあまりに大きすぎた」と声を落とした。