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吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記
▲9月議会/愛西市の斎場絡みの道路計画(中日新聞に掲載)
■9月議会で、取り上げた「道路計画」のことが、中日新聞に載りました
市議会では「斎場絡みの道路」との説明がありました。しかし、新聞には「地元要望に沿ったもの」とされています。たしか、地元からの要望はなかったはず。
愛西市の火葬場計画
「斎苑周り道路必要なし」
農振法手続きすり抜け?
市議が監査請求へ
愛西市が同市西保町寄之内に計画している火葬場「愛西市総合斎苑」について、「斎苑の周囲を巡らす道路建設は不自然で不必要」として、同市議が近く監査請求する。市は「道路は地元の要望になどに沿ったもの」としているが、斎苑予定地から道路部分を除くことで農業振興地域整備法の手続きが簡略化されることから、「農振解除の複雑な手続きをすり抜けるための道路建設では」との見方もでている。(市川真)
市の火葬場は現在、旧佐屋町が一九六九年に建設した施設だけで、旧佐織町は津島市、旧八開、立田画材は稲沢市(旧祖父江町)に委託している。旧佐屋町の施設は老朽化しており、今年は二度、着火不良などのトラブルが発生。四町村合併による市誕生以降、火葬場建設は急務の課題とされている。
このため、市は今春までに五ヵ所の候補地を選定。地権者同意が得られた西保町を最終候補地に選び、九月議会で予定地の周囲を取り囲むように市道を建設する予算一億三千百万を計上した。
ところが、市は現在、斎苑の具体的な設計をコンサルタント会社に委託しているさなかで、基本設計が完成するのは今年12月。敷地内の建物の場所や規模、進入路の必要性などは「全く白紙の状態」(市)にもかかわらず、市道建設だけが先行して予算計上されたことに、市議会でも反論が相次ぎ、本会議採決では保守系を含め6人が反対した。
予定地は農業振興地域整備法で農用地に指定され、斎苑を建設する場合は解除の手続きが必要。県海部農林水産事務所農政課によると、除外面積が二万平方メートルを超す場合には、県は自治体全体の農業振興地域整備計画見直しを求めており、「手続きに数年かかる場合も少なくない」という。
今回の斎苑予定地は、道路部分三千五百二十平方メートルを除くと一万九千九百七十六平方メートルと二万平方メートルからわずかに切れ、「市全体の整備計画見直しは必要なく、個別協議のみで可能」(県)のため、県の同意が出るまでに最短四ヵ月で済むという。
近く監査請求するのは、古川三津子市議(あいさい市民会議)。吉川市議は「斎苑計画が白紙なのに道路が必要とは認められない。道路部分を合めて斎苑予定地として、合併特例債を国に申請すれば、市の負担は数千万減る」として、市道建設を不当な公金支出として争う方針。