2足のわらじでガンバ!
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吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記
▲5月13日、熊取町議会にお邪魔しました
せっかく交通費を使って大阪まで来たので、出来る限り行けるところは行こうと、お昼で全国自治体議員行財政自主研修会のみなさんとお別れし、午後は、都市政治研究所主催の大阪府熊取町議会視察に参加しました。(50名以上の議員や自治体職員が参加)
熊取町議会は、3月27日、「議会基本条例」を全会一致で可決しました。そのいきさつなどを議長ならびに特別委員会委員長から丁寧な説明がありました。
■「議会基本条例」ってなに?
「議会基本条例」は、06年5月、北海道栗山町はじめて制定され、その後、三重県や同県伊賀市などでも制定されてきます。愛知県では、日進市が今準備中で、この条例は、議会の改革や活性化に議員自ら取り組むものとして注目をあびています。
■大村委員長の話し「住民から信頼されない議会は、存在価値なし」
どの市町村も、年金生活者が増え、若者が減る。すぐに状況は変わらない。国も大きな借金を抱えており、国から地方交付税がいつまでも来ると思ってはいけない。先進国で、国がこんなに借金を抱えているのは日本だけ。
国に金がなくなったとき、急に地方がいろんなことを受け持たねばならなくなる。地方自治体には、その備えが必要だ。
しかし、現実として、そのような自治体、議会になっているか?と考えたとき、何とかしなければならないという思いがあった。議会の一番の仕事は、行政チェックです。・・・・・・と、語られました。
■議員がグループをつくって、各地域で議会報告会
準備は、すべて議員が行っている。議員が汗をながしている。勉強しないと、市民に説明ができない。
議員の個々の賛否は、議会便りでも報告会でも、市民に公開している。報告会での議員の発言や、個々の議員の賛否が、有権者にとって、次の選挙の判断となる。
とてもすばらしいお話を伺うことができましたが、愛西市議会で実現可能か?と問われると、???。愛西市議会でも実現したい!!!!!
▲5月12・13日、豊中市・宝塚市へ視察に行きました(13日の行動)
■2日目は、宝塚市の社会福祉協議会が運営している「鹿塩の家」を訪れました。
住宅街の中に、民家を改装してデイサービスが実施されていました。利用者は、一人暮らしの方が多く、地域に見守られながらお年寄りが暮らす姿をみてきました。
民家の家賃は、10数万。安価な家賃で、お年寄りから大きな笑い声がでるようなサービスがされていました。お昼ご飯は、作りたい人が順番につくるとのこと。メニューもみんなで相談して決めるそうです。スケジュールのない。のーびりしたデイサービスでした。
お庭でお年寄りがおしゃべり
その後、社会福祉協議会にお寄りし、改めて説明を受けました。
▲5月12・13日、豊中市・宝塚市へ視察に行きました(12日の行動)
遅くなりましたが、全国自治体議員行財政自主研修会の有志15名で、「図書館問題や小規模多機能施設へのとりくみからの地域づくり」の勉強のため、大阪方面に視察に行ってきましたので、ご紹介します。(愛西市議会は政務調査費がないので、自費視察。)
■豊中市「男女共同参画センターすてっぷ」
12時に、新大阪駅で合流して、すてっぷへ直行。
今までは、体の障害に関する相談が主な仕事だった自治体ですが、最近は、心を病んだり傷ついた方々への相談に取り組まねばならない時代になってきたと感じました。
DVの相談に対応しやすい相談室づくりや、子ども連れでも大丈夫な部屋の用意など、行き届いた施設に驚きました。
また、教育委員会が所管する図書館とは独立して、図書室が整備されており、「男性も女性も、人間らしく生きるための書籍」が揃っており、大変魅力的な書籍をめにすることができました。
■帝塚山大学大学院法政策研究科・中川幾郎教授を講師に
「図書館の公共性を発展させるために」~図書館づくりはまちづくり~
の勉強をしました。
豊中市は、市民と共に図書館を作り上げたことで有名です。それに関わった中川先生と、市民団体として関わった女性も同席してくださいました。
★「図書館づくりは、ひとづくりそのもの」
先生からは、図書館は、「ひとづくり、”市民”開発の拠点」であり、「仕組みづくりの拠点」であるとのお話があり、文化に手を抜いた年は衰退した。文化政策は、市民づくりである。便利さのみを要求する市民ではなく、本物の市民づくりをしなければならない・・・と。
また、10万人~60万人の都市では、市民づくりに失敗しており、税収源である若い世代は、教育・文化水準の高い地域に魅せられる・・・とも。
その他、図書館司書が、保育園やその他公共施設などに出向き、読書による市民づくりに取り組んでいることや、豊中市の図書館が指定管理者制度を見送った経緯などについても、説明をしていただきました。
★豊中市の図書館に関する自己評価システム
事業をすることにより、社会変化につながらねばならないわけですが、このしくみを聞きながら、ついつい「愛西市の斎場計画」を評価したらどうなるかと、ダブらせて考えてしまいました。
セレモニーホールの使命は、何だろう。
セレモニーホールの妥当性は、どう評価されたんだろう。
セレモニーホールに対する市民の支持性は?
セレモニーホールの目標・有効性は?
セレモニーホール運営の効率性は?
セレモニーホールの経済性は? ・・・etc
夕方まで、みっちりと勉強しました。