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▲ひきこもりの人たちの就労までの支援について、勉強会に行ってきました

 11月8日、日本福祉大学名古屋キャンパスで、表題の内容の集まりがあったので行ってきました。広い会場は満席。
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《NPO法人なでしこの会からの報告》
■5年~7年間、実際に引きこもっていた30歳代男性2名発表があり、心の動きを聞くことができ、とても参考になりました。

・ 「なでしこ」がカフェをやっていて、立ち上げ時のメニューもないところからはじめた。
・ 映画会のきかくなどもした。なでしこは何をしてもよかった。
・ ひきこもり → 居場所(サロンとか・・・) → ハローワーク へとつなぐ
・ 引きこもり脱出時、相談できる場所が必要
・ 親の育て方が悪いわけではない
・ 中学時、高校生の時、人間関係に悩んだのがきっかけ(校則になじめなかった。不登校になった)
・ 社会とか、学校とかの社会的な場所で、うまくいかなくてひきこもった。
・ インターネット依存症だったが、インターネットから支援の場所を知った。(社会との接点という面で、有意義)
・ 気をつかう性格だ。余裕がない性格と言われる(中間がない)
・ 居場所へいくきっかけは、よくわからないが、そう思ったときに情報があるかないかで違う)

 「変われたのは、親が変わったから。過干渉だった。一人暮らしをはじめてから「この子の人生は、このこの人生だから・・・」と、親は変わった。親が好きなことをしはじめた。親が人生を楽しむようになってから、自分もかわることができた。息子や娘の問題を切り離した方がよいと、当人から発言がありました。

 現在は、専門学校に通っているそうです。

 また、なでしこの会からは、
・ どこから来てもよい
・ 家族以外の人に受け入れてもらう体験が重要!!!
との話しがありました。

《若者サポートステーションからの発表》
・ 厚労省と名古屋市からの委託で事業をおこなっている。
・ まえジョブに取り組んでいる。
・ 15歳から34歳の無業者、家事も進学もしていない人が、全国で617千人、名古屋で12千人
・ 生活習慣改善 → コミュニケーション力 → 職業意識 → 社会常識 → 自己肯定感 辛抱強さ と、6つの改善項目を掲げ
    ひきこもり → 面談 → サークル → 職場体験 → 職場 へとつなぐ

さまざまの事例が紹介されました。

《知多市社会福祉協議会からの発表》 公的機関に近い存在の組織からの発表です。
 社協も頑張っているところがあるんだとの感想を持ちました。
 成功しているところには、問題意識をもって取り組む個人がいることも思いました。
・ 平成26年、若者意識調査を行った
・ 生活困窮者自立支援制度との連携をしている
・ 引きこもり群の推計値は、1.04%=386人
・ 調査から、居場所は「箱」ではなく、「人」であることを知った。
・ 答えを方法にマニュアルはない。
・ 「職場体験」の受け入れアンケートも行った(受け入れ先はある!!!)
・ 慌てずサポート。自分の気持ちの整理(働きたいという気持ち)→ 自己肯定感 → 働くイメージをもつ。
・ 職場体験と長期就労場所を一緒にすると、ステップアップしやすい。

みつこは思いました
 会場には、当事者やその家族、サポーター、大学の先生など、いろんな立場の方が参加していました。会場からは、たくさんの質問が出され、家族の方々からの「こうした場合はどうしたらいい?」といったものもでました。
 そうした声を聞きながら、まずは、親や家族への支援をし、日常生活をどう送るかの相談も大切と思いました。
 当人が望まない支援は、迷惑です。じっくりとどんな支援をわがまちでつくっていくのか、よく考えようと思いました。

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11月9日(月)のつぶやき

本日の児童クラブれんこん村のおやつは、すいとん入り豚汁。 pic.twitter.com/8Q4wSMwhl2


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