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吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記
▲他の自治体議員のみなさんと、半田市の「マイレポはんだ」の視察に行ってきました
昨日18日午後からは、他自治体議員と、半田市の『マイレポはんだ』の視察に来ました。12月議会で、提案しようと思います。
市民のみなさんが、道路の陥没とか、公園の遊具の不具合をスマートフォンで写して、 スマートフォンの無料アプリ(FixMyStreetJapan)でアップロードし、 行政に対して改善を求める仕組み。(詳しくは、こちら)
以下、受けた説明のメモです。(自分の覚えのためにアップしておきます)
・ NHK朝いちで紹介された(平成26年10月)
・ 写真とGPS機能で場所が瞬時わかるので、問題の状況がわかりやすい
《はじめた経緯》
・ H25・4・1 クローズアップ現代 千葉市の紹介があった
・ ガバメント2.0 テレビをみた部長が「何かに使えるのでは?」と意見があった
・ 札幌までソフト会社に会いに行った
・ H25・7月から3月 実証実験 職員だけでおこなった
・ 本当に使えるソフトか検証= 職員が使えるソフトかの検証をした
・ H26年1月から3月 市民も使ってみた。全市で
《従来の問題》
市民・・・・・・
・ どこに連絡していいかわからない
・ 役所の開いているときしか連絡できない
・ 電話では、場所や状況が伝えにくい
・ 課題や問題に気づいてもらえない
どれくらいの穴なのか?どれくらい危険なの?
→ 結局は職員がもう一度見に行くことになる→対応が遅くなる
・ 対応について、電話があった人には連絡するが、ほかの人にはわからない
→ みんなが知るのが困難
行政・・・・・・・
・ 点検しているが、見切れていない(市民と視点が違う)
・ 自転車で全域を回ることをしているが、1年に1回しか見ることができない
・ 毎年、賠償の問題が起きている(なくしたい)
・ 電話では、わからない
《運用のポリシー》
・ 市民協働で、課題問題解決
・ 解決にも市民の参加をお願いしたい(今後の課題)
・ 24時間365日 投稿が可能
・ ニックネームでの投稿も可とする
悩んだが、実名だと投稿のハードルが上がる。
市長が、そもそも問題として存在するなら問題を解決するtことが重要
誰が言ってきたかは、問題ではない。
電話でも実名を言わなくてもきくだろ!!!
・ 市の管理外は、適切な機関に市が連絡
・ 騒音、振動、悪臭問題は、対応しない。
何でも連絡してくださいとしているが、解決にも結びつかない
→写真では、悪臭やそうおんはわからない
→人の感覚によるものが多い 直接窓口や電話でもの方が伝わる
・ 悪意がある投稿は、市が削除
《期待できる効果》
・ いつどこでも、正確に伝わる
・ みんなが対応状況をみることができるので、行政対応の透明性につながる
(見える化、オープンガバメント推進)
・ 自分の行為で、街が改善されることによるよろこび。愛着
・ 多くの課題の把握
・ 現地確認の効率化
《スマートフォンもってないといけないの?》
・ 手段を増やしただけ
・ 実際には、マイレポはんだ が優先される。
・ 庁内のみんなが見ている緊張感
→他の部署が何をやっているか知る機会はないが、見える化
《アプリでのユーザー種別》
一般利用者 = 市民
地域管理者 =行政(都合の悪い投稿を、削除できる権限を作ってもらった)
《運用体制》
・ 半田市では、担当者が直接みることにしている
→対応を早くするため
→「カテゴリ」ごとで担当部署が責任
(半田市は、特別のカテゴリーを作ってもらっている)
・ 新着情報をいつも使っているグループウェアで見れるようにしてある
《連絡件数は?》たくさんの情報が届いたらどうしようと心配???
・ 実証実験のとき、1日平均1.07件と少ない
参考:千葉レポ 同時期に検証実験は、1日平均7件くらい(100万人人口)
人口10万人あたり、1日1件
今しても、投稿が溢れかえることはないのでは?????
《投稿時間帯》
・ 67%が閉庁時に投稿
・ 夜間の危険は、夜でしょう?朝になって連絡してくれる?してくれない。
《市民による解決の可能性》
清掃、簡単な修理(将来可能では?と思っています)
《不適切な投稿》
・ ない。
・ 車のナンバーなどを、市が修正している(わざとではない)
《本運用》
・ 1日0.75件(まだ知らない人が多い)
・ 7日以内の解決は、約40%
・ 少子高齢化社会 = 効率よくやっていかないといけない!!!
・ 災害情報の共有ツールとして使えないか?(検討中)
(来年4月に運用しようと思っている)
《コストについて》
・ 月額 32400円 年間38万円
・ 千葉レポ 独自システム。債務負担6000万円(5年)
ワークフロー、電話応対もこのシステムに盛り込んでいる
部材管理もしているので、単純比較はできない
《質問》
・ 運用ルール(マニュアル)、決裁ルール
職員が責任をもつ。迅速に対応するため、コメントに対しての決裁はない
対応不可と投稿非表示にする場合は、決裁を必要とする
・ 仕事が増えることへのアレルギー
・ リスクゼロなんてありえないのに、ゼロを求める行政職員
・ 担当の職員は、民間中途雇用 (半田市は経験者採用をしている)
部長 : 「うまくいかなきゃやめればいい」という考えの人
・ 実証実験に費用がかかっていない
・ アプリは、個人の人が趣味でつくった。
だれも作らないので私が作りましたというアプリ
お金をもらおうという意識のない人だった
しかし、持続可能にしてもらわねばならないので、会社組織を作ってくれという話からはじめた
《防災に対応できるように》
・ 対応重視ではなく、情報をもらうこと
・ 災害時には特にリアルタイムにチェックできない
・ 生命に関わることは、電話がよい
・ 浸水がはじまったなど、市民が知っておいた方がよいこと
・ 400万円くらいかけて作りたい。「他の自治体のご利用もどうぞ」
《その他》
・ 議員投稿も多い。自治会長さんにも便利
・ PTAへの働きがけはしているが、なかなか利用が少ない
・ トータルアプリは、維持管理がかかるから持ちたくないと思っている
半田市規模の自治体で、独自システムは無理
《これはいい!》
ご意見箱が1階に設置してありました。市長への意見と議会への意見とわけてありました。
11月18日(水)のつぶやき
今日は、他の自治体議員の有志と「マイレポ半田」の視察に行ってきます。昨日テレビで公園遊具の不具合をママたちが写メールで行政に知らせる大津市の事例が紹介されていました。市民からの声を苦情ではなく、情報として捉えることが大切と思います。city.handa.aichi.jp/shise/kocho/my…
明日は、各自治体が「指定管理者制度の事業をどう評価し、活用しているか」比較しながら、市民派議員の有志が集まって情報共有。今後どうするのがよいかの議論をします。ガンバ!