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▲プラスチックは、便利だけど問題もあり!ポリカーボネイト、胎児や子どもに影響

 7~8年ほど前(議員になる前)、環境ホルモンが社会的問題となり、津島市科学館で、「どうする環境ホルモン」という講演会を開いたことがあります。その後、環境ホルモン物質の問題として「ピル」の問題や、男女出生比率調査などにも関わってきました。

 塩化ビニルは、燃やすとダイオキシンが発生するということで、問題になりました。そして、ごみ処理するのに、とてもやっかいなのがプラスチックです。環境ホルモン物質としても、一部のプラスチックが問題となりましたが、報道もされなくなりました。しかし、問題は解決したわけではありません。

 私たちの生活から切り離すことができなくなってしまったプラスチックですが、少しでも利用を少なくしたいものです。


■ポリカーボネイトなどの原料(ビスフェノールA)、胎児やこどもに影響(国立衛生研)がラットで確認

 ビスフェノールAについて厚生労働省も、対応を始めました。ポリカーボネイトは、強度があり、ほ乳瓶や学校の給食食器に使われていました。一時期、環境ホルモン物質として影響があるのではないかと言われ、利用が控えられた時期もありましたが、その後「環境ホルモンとして影響なし」と判断された物質です。 


《研究の結果が発表された記事》毎日新聞08年5月


ビスフェノールA:プラスチックの原料、胎児に影響 国立衛生研、ラットで確認
 ◇基準以下でも


 プラスチック製品の原料になる化学物質ビスフェノールAが、現行の安全基準以下でも胎児や新生児に影響を与えることを国立医薬品食品衛生研究所(衛生研)などがラットで確認した。厚生労働省は、内閣府の食品安全委員会に評価を諮問する検討に入った。【下桐実雅子】


 実験では、母ラット5群に、妊娠6日目から出産後20日まで、ビスフェノールAを毎日投与。与えない群も含め、胎盤や母乳を通じた影響をみるため、生まれた子の発情期など性周期を約20匹ずつ長期間観察した。


 大人に相当する生後7カ月になって比べると人の1日摂取許容量の体重1キロ当たり0・05ミリグラム、それ以下の0・005ミリグラムと、同40ミリグラム以上の高い量を与えた3群の計5群の子ラットに発情期が続くなど乱れが起きた。


 ビスフェノールAについて環境省は04年、魚類で内分泌かく乱作用が推察されるとしたが、人への影響は認められないとしている。


 衛生研の菅野純・毒性部長は「性周期の異常は、ビスフェノールAが中枢神経に影響を与えたためと考えられる。大人は影響を打ち消すが、発達段階にある胎児や子供には微量でも中枢神経や免疫系などに影響が残り、後になって異常が表れる可能性がある」と分析している。


 ビスフェノールAについて米政府は4月、「胎児や子供の神経系や行動に影響を与えたり、女子の早熟を引き起こす恐れがある」とする報告書をまとめた。カナダ政府もビスフェノールAを含むプラスチック製哺乳(ほにゅう)瓶の輸入、販売、広告を禁止する方針を示している。毎日新聞 2008年5月14日 東京夕刊


《厚生労働省の検討状況》


 食品安全委員会への食品健康影響評価の依頼について
 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kigu/index.html

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▲9月議会がはじまりました

 昨晩は、福田首相の突然辞任記者会見に、あいた口がふさがらないといった感じでした。自民党全体で、首相を支えるだけの力がなくなったということでしょうか?


■9月議会初日、議案の説明がありました。


 議会の初日には、条例改正案の議案ならば、なぜ改正するのか。そして、補正予算案ならば、財源はどこから持ってきて何に使うのかなどの説明があります。議員になったばかりの頃は、どこをどうみてよいのか迷うことばかりでしたが、5年目ともなると、行政独特の資料にも慣れ、要領よく説明にあわせて資料をみることができるようになりました。


■議案説明で、おもったこと。


 今日の財政の説明にも「健全」という言葉がでてきました。

 しかし、一方、監査委員の平成19年度決算の意見書には、「厳しい状況が続いている」と記されています。

 「健全」と「厳しい」の違いは、なんなんだろうと考えました。たぶん「今は、大丈夫な状況だけど、この先は補償できないよ」ということだと、話の前後から思いました。


■議会が終わってから、全員協議会がありました。


 全員協議会は、正式な会議ではありませんが、議会運営についての意見調整などが行われたり、行政側から、今進んでいる事業の進捗状況などの説明がされます。

 そこで、ふたつ納得のいかないことがありました。

1.議会での情報公開事務の基準について、議会運営委員会で話し合われ、「案」として示されました。

 その案は、本会議や委員会の録音テープを、議会は「非公開」と判断するというものでした。私はその場で
議会が情報公開に対してどのような姿勢なのかをしめす大きな問題なので、時間をかけて決めて欲しいこと。▲愛西市情報公開条例によると、非公開とすると裁判で負けること。を述べましたが、「これでいい」と決められてしまいました。これにめげず、市民のみなさんに開かれた議会になるよう頑張っていこうと思います。
「最高裁で、録音テープ非公開が違法の判断」のことは、このブログでも紹介しました。もう一度ご覧下さい。http://blog.goo.ne.jp/aiainet_2005/e/513c2acdf9e60e1ccf54a09cce1b5c06


次に納得のいかなかったことは、
2.委託契約をした業者が、違約金を払って、解約したこと。 

 農業集落排水事業(早尾地区)のコンピューターソフト更新で、入札で決まった業者が解約したとのことです。更新ですので、今まであったソフトの手直しかと思います。

 今回は、もとのシステムをつくった業者ではなく、別の業者が落札。しかし、やってみたら無理!とのこと。

 私は、ずっとソフト開発の仕事をしてきたので、どうしてこんなことになったのか推測してみました。(推測です)
 もとのシステムを作った業者が、心臓部分であるデータフォーマットを「著作権があるからと」公表しない。新たに落札した業者は、甘く見て、データ解読できるだろうと踏んだができなかった。

 そして、全員協議会で指摘しました。《これは、電算入札全体の問題です》

 もちろん落札業者の見積もりの甘さは否定できません。しかし、このように秘密のファイルをひとつつくっておけば、未来永劫、自分の会社に仕事がやってくる可能性も高くなります。今回、どのようなファイルなのか、調べてみる必要がありますが、この入札には、元のソフトを作った会社も参加しており、2番目に低い価格札を入れていたそうです。

 今後の課題として、入札時に、更に詳しい背景を公開するなど、また、契約時に成果品に何を含めるかなどの課題もあります。愛西市で、電算ソフトの入札がどのようにされているのか、調べてみようと思います。


 道路に税金が湯水のことく流れてきました。今度は、電算の世界に流れると、早い段階から言われていました。業者が、電算の専門知識のない職員を納得させるのは簡単です。慎重に!慎重に!

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▲ブログのコメントの書き込みルール、記事を読みました。

 子どもの世界では、メールを使ったいじめなど様々な問題が起きています。しかし、子どもの世界だけでなく、みなさんの周りでも、様々なトラブルが起きていませんか?


 webや書籍に、ブログマナーについて書かれていましたので、まとめてみました。


■【webでの書き込みマナーの基本】(基本的には日常生活と一緒)



○他人の発言を尊重しましょう。
○責任を持って行動しましょう。
 ネット上では、普段の会話のように表情や口調が伝わりません。冗談で書いたつもりが、真意が伝わらなかったりします。
 たとえ匿名でも、言動のすべては、現実の自分のしたことだということに変わりありません。気楽に楽しみたいところですが、サイトや掲示板は不特定多数の人が見ますから、ある程度のマナーは必要です。


■【ブログにコメントを残すときのマナー】



○そのブログの内容に関係のないことは書かない。
○主旨や雰囲気に合った書き込みをしましょう。
○コメントが荒れていても、雰囲気に流されずに、自分自身で考えて責任を持って行動しましょう。


■【書かないほうがいいことなど、その他注意点】



○言うまでもないことですが・・・・
 悪口、嘘、意味不明なこと、住所や電話番号などの個人情報、 他人のプライベート(管理人さんに関することも、自己紹介や日記などに書いていないことは控えましょう)。
○長いコメント。
 2~3行に。返信に困ります。
○日記
 ひとり言や日記を書きたい人は自分でサイトを作りましょう。
○私信
 一部の人にしかわからないことは、他の方はおもしろくありません。
○謝りましょう。
 間違った情報を書き込んだり、よくない内容を書いたことに気付いたら、素直に謝りましょう。新しい記事で隠れるからいいやなどと甘えずに。
○言葉使い
 最初は敬語を使いましょう。他の人がタメ口のときは、それは以前から付き合いのある常連さんです。 丁寧すぎると堅苦しいので、何度も足を運んで、だんだんと崩していくとよいです。 顔文字を多用するのを嫌う人もいます。管理人さんの書き込みを見て、そのサイトの雰囲気を崩さないようにしましょう。


■管理者の責任



○マナー違反のコメントなどを放置してはいけません。削除をするなど、自分のブログの管理は、責任をもってしましょう。

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▲総合斎苑(セレモニーホールつき火葬場)建設について、説明会

 午後2時から、表題の説明会が開かれました。6月議会で開催を求めたが「しない」と市側は答弁したのですが、開催されることになりました。録音も撮影も禁止の中で行われ、一生懸命筆記しての報告ですので、何か間違いがあれば、コメントに入れていただけると助かります。(市職員の方も大歓迎!)


《はじめに》

 司会は、経済建設部長の篠田氏がつとめ、20名から意見が寄せられ、地域性と意見の類似性から10名を選んだことが説明された。
 市側として、市長・副市長・市民生活部長・環境課長・企画部長・財政課長・経済建設次長・都市計画課長・経済課長・用地課長・建設課長が、前に並んだ。

《まずは、市側からの説明。都市計画課から》

・「本日の会は、都市計画法第16条1項に基づく説明会です」

⇒ 法律調べてみました。

(公聴会の開催等)
第十六条  都道府県又は市町村は、次項の規定による場合を除くほか、都市計画の案を作成しようとする場合において必要があると認めるときは、公聴会の開催等住民の意見を反映させるために必要な措置を講ずるものとする。

・「新市建設計画」「総合計画」「都市計画マスタープラン」に位置づけられている。


⇒ セレモニーホールのことは、記されていません。「新市建設計画」には、たくさんの事業が記されています。だからこそ、シンプルに。


・佐屋の斎場は、老朽化している。

・セレモニーホールは、市全体の77%が、コミュニティーセンターや民間施設を利用している。

⇒ 民間で足りているのでは?

・額縁道路建設と、買収のめどがつかないままの「道路建設」について説明

・燃料、未だ決まらず

⇒ 都市ガスが近くに通っていることが、西保町に誘致される「最大の理由」となってきました。今日も「燃料については、価格のこともあり、検討する必要がある」と今日も市側は説明しました。

《10名の意見陳述》

・佐織地区在住の「賛成者」、八開地区在住の「賛成者」、佐屋地区在住の「反対者」、お住まいのわからない「賛成者」、そのあと、佐屋地区在住の5名の「反対者」、佐織地区在住の「反対者」の順で意見陳述がされました。

【賛成者の意見】

・大井町の火葬場が、全市でできたらよいが・・・。
・駐車場の関係から、家での葬儀は難しくなった。民間で立派な葬儀をすると200万円くらいかかる。よって、セレモニーホール賛成。
・八開地区は、農業への経営意欲が高い地域だから、火葬場の建設はだめ。
・どこから来ていただくにも、便利。

【反対者の意見】

・2万平米は、6000坪。旧中日球場の1.5倍。セレモニーホールを造らなければ、かなりの費用が浮く。
・セレモニーホール:副市長は、1/3の費用で葬儀ができると言っている。ニーズはあるのか?
・情報公開、説明不足で進められた。
・地権者と議員との癒着。
・用地選定理由が、不鮮明。
・議会でも、検討委員会でも十分な議論はされていない。
・議会と行政への不信感。
・これから企業誘致する地域に、火葬場をなぜ造ろうとするのかわからない。実際に、火葬場ができることで、アオキスーパーが撤退した。
・市民の意見を聞くこと、市民合意が大切。
・民間セレモニーホールは、年々サービスを強化している。競争していけるのか?(ニーズはあり続けるのか?)
・行政のしごとは、「大規模なものを建設する」よりも、切実な要望を聞くことである。
・保育料値上げ、保健センター廃止、大規模給食センター建設など、不安を感じている人が多い。

書き留めたことは以上です。まだまだたくさんあったのですが、書ききれませんでした。


《市側回答》

 当日の陳述に答えることはなく、事前に用意された文書がたんたんと読まれました。途中で退席される方がたくさんあり、会場からも「陳述者の質問に答えていない」との声が上がりました(反対運動をされている方々ではないようでした)。

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