NHKきょうの健康チャンネルの
こんな大雑把過ぎる診断基準では、
脳脊髄液漏出症の患者も当てはまってしまうし、
他の病名の患者も当てはまってしまい、
脳脊髄液減少症や脳脊髄液漏出症の早期発見を遅らせる、隠れ蓑にしてしまいかねない危険さえ感じました。
線維筋痛症の診断基準は以下のように書いてありました。
以下の3つの条件を満たす場合に、線維筋痛症と診断される。
①「WPI (広範囲疼痛指数)「SS(症候重症度)」の点数が「WPIが7点以上、SSが5点以上」または、「WPIが3〜6点、SSが9点以上」
②症状が3が月以上続いている。
③ほかの疾患(悪性腫瘍、関節リウマチ、シェーグレン症候群など)ではない。
WPI(広範囲疼痛指数)と
SS(症候重症度)についてはここに書いてありましたので私の当時の状態でやってみました。
すると、WPIが7点で、SSの①が9点で②が26個症状が当てはまるから3点で合計は9+3で12点
つまり、「WPI (広範囲疼痛指数)「SS(症候重症度)」の点数が「WPIが7点以上、SSが5点以上」または、「WPIが3〜6点、SSが9点以上」
に見事に当てはまっててしまうのです。
しかも、脳脊髄液漏れたまま何の治療も受けず、安静も保たず生活していれば、漏れは自然にはなかなか止まらず、その結果
②症状が3が月以上続いている
のは当たり前!
さらに、
③ほかの疾患(悪性腫瘍、関節リウマチ、シェーグレン症候群など)ではない。
と言われても、第一、除外疾患に、脳脊髄液漏れが入っていないし、医師の頭にも浮かばない、
つまり、ガンや関節リウマチやシェーグレン症候群などの検査をしたところで、異常が出るわけない!
ザックリ、「他の疾患ではないこと」なんて診断基準に入れられても、
そもそも、おそらく、脳脊髄液漏れが除外されていないのは大きな問題です!
③の他の疾患ではない!の中には、ガンや関節リウマチやシェーグレン症候群だけでなく、脳脊髄液漏出症も入れないと!
しかも、どんな医師でも脳脊髄液漏出症を見抜けるわけではないから、
「脳脊髄液漏れの専門医による画像診断と問診による症状の総合診断で、脳脊髄液漏れの可能性は低いと診断される事」
という項目を付け足さないといけません。
とても、こんなアバウト過ぎる診断基準では、脳脊髄液漏出症の私まで線維筋痛症にされてしまいます。
もし、私が脳脊髄液漏出症と診断される前に
線維筋痛症の診断を受けて、その診断を、信じこんでいたら、
原因不明で治療法もなく、
ただ痛み止めと抗うつ薬で対症療法されるだけで、
原因の髄液漏れはそのまま放置されてしまっていた事でしょう。
さらに、髄液漏れてるのに、痛みに効くからと、
NHKきょうの健康の2021年7月号の65ページに書いてあるように、
ブレガバリンなど痛みの神経伝達物質を減らす薬や、ディロキセチンのように痛みを抑制する経路に作用する薬を処方され、せっかくの体や脳の異常を知らせる痛みが、薬によってごまかされ、
その上、
テキスト65ページに書かれているように、
痛みにきくからと、
有酸素運動や太極拳、ヨガ、マインドフルネス、マッサージ、認知行動療法や散歩など、医師に勧められてしまうでしょう。
言っときますが、
髄液漏れたまま、これらの事をやると悪化します!
私経験済みです!
テキストには講師の臼井千恵先生のアドバイスなのか、
「特に勧められるのは歩く事で歩く歩数が多いほど、痛みを抑えられる傾向がみられます。
ストレスが大きく影響するので、生活の中で、できるだけ心地よい時間を増やすことが大切です。
自分のストレスを見極めて、上手につきあっていってください。」
と書かれていましたが、
髄液漏れたまま、歩くって事は、
体を縦にし続けるって事だから、
もし、髄液漏れが原因の痛みだったら、長く歩けば歩くほど、痛みは悪化します。
他の症状もいろいろ出てきたり悪化します!
それに、
私が今までの闘病生活で人に言われて一番嫌だったのが、
「症状と上手につきあっていくしかないね。」という言葉でした。
こういう言葉を言う人は、
激痛が何ヶ月も続く経験をした事がない人だと思います。
激痛に加えて、ここに書かれているようなさまざまな症状抱えて、
普通に生きる事などとてもできません。
それなのに
治らない痛みの経験もない健康な人に「症状と一生つきあって生きていけ!」と言われるほど絶望する事はありません。
症状には必ず原因があるはずとの視点で、あらゆる医師は、絶対に脳脊髄液漏出症を見逃さないでほしいです。