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軽度外傷性脳損傷だと決めつける前に、
まず、
脳脊髄液漏出症ではないか?と考えてみてはいかがですか?
それに、最初、脳脊髄液減少症だと思ってブラッドパッチ治療をしてもなかなか治らないからと言って、
今度は、軽度外傷性脳損傷だと信じ込んでしまうあなた!
諦めるのはまだ早くないですか?
確かに、ブラッドパッチしても治らない理由は、新たな病名がつく事で、あなたは納得できるかもしれません。
ああそうか、脳脊髄液漏出症ではなく、
軽度外傷性脳損傷だったから、
ブラッドパッチしても症状が治らなかったのか、と、自分なりに治らない理由がつきますからね。
けど、激しい交通事故にあった私の体験だと、髄液漏れの箇所が複数ある場合、
腰から一箇所何回かブラッドパッチ治療しても、その上から漏れていると、画像検査でも漏れは写りません。
腰とか下の方の漏れを止めてから、数ヶ月後しばらくして造影検査をすると、胸椎とか、首とかの漏れが写ったりします。
けれど、腰椎穿刺を伴う検査は、検査で症状悪化するリスクもあり、患者は気がすすまないし、
腰椎穿刺をやってくれる医師が下手くそな研修医だったりすると、悪化の確率は上がります。
だから、一度腰からブラッドパッチしたらそれで終わりの人もいる。
そうなると、その上から漏れているままだから、症状はまだ続く。
そうなると、「なんだブラッドパッチしたのに治らないじゃないか!もうやらない!
治らないのは、軽度外傷性脳損傷なんじゃないか!」と疑問を持つようになる。
そこで、軽度外傷性脳損傷と診断する医師を受診すれば、軽度外傷性脳損傷だと診断され、患者は納得する。
「自分は、脳脊髄液漏出症ではなく軽度外傷性脳損傷を負っていたのか!だからブラッドパッチしても治らないのか」とか
「自分は脳脊髄液漏出症と同時に、軽度外傷性脳損傷も負っていたのか?だから、ブラッドパッチで髄液漏れを止めても症状が残るのか!納得した!」となる。と私は想像する。
なんて事だ!
軽度外傷性脳損傷が、脳脊髄液漏出症を見つけにく、気づきにくくしかねない。
慢性疲労症候群、線維筋痛症、起立性調節障害、体位性頻脈症候群、軽度外傷性脳損傷、
これらの病名ごとの医師と患者会の縦割りの派閥。
それぞれ、自分の主張する病名のみしか関心のない狭い視野。
皆、回復を望んでいるのに、なぜ横に視野を広げて、似たような症状との関係性に気づこうとしないんだろう?
なぜ?脳脊髄液漏出症の関係性を情報として流さない?
後から出てきた脳脊髄液漏出症との関係性を認めて広める事は、
それぞれの患者会とその病名を主張する支専門医のプライドが許さない?
そんな事言ってるから、治らない人が多いのよ!
国境じゃないんだから、
同じ日本人なんだから、
同じような、似たような症状で苦しんでいるもの同士なんだから、
同じ被災者みたいなもんなんだから、
派閥争い、縄張り争いなんかしてる場合じゃないでしょうよ!
後から出てきた脳脊髄液漏出症という病名でも、
自分たちの信じる、支持するそれぞれの病名とも無関係ではない!と、
潔く認める勇気を持つ事こそ、
真の患者会、真の専門医じゃないの!
本気で「脳を守ろう!」という運動をするのなら、
「軽度外傷性脳損傷」を自治体に広げる運動をする前に、
まず、
脳脊髄液漏出症の見逃しの可能性をまず、認めるべきじゃないですか!
軽度外傷性脳損傷だと決めつける前に
まずは脳脊髄液漏出症よ早期発見早期治療
する事の方が先ではないですか?
いかがですか!