誤診を認める勇気、
これは医師に
言っているわけではない。
私は、患者に言っているのだ。
今まで信頼していた医師の診断が
間違っていたなんて、
誰も認めたくないだろう。
原因不明の症状で、
ほとんどの医師に
相手にされない中、
「つらかったでしょう」と、
共感して
患者として受け入れて、
何かしらの病名をつけてくれた
あの優しい医師のつけた
その病名が間違っていただなんて、
そんな事、考えたくもないでしょう
その誤診のために治らないという
現実を、認める事は、
患者にとって、つらいはず。
価値観がひっくりかえり、
いままでとはまったく違う世界に放り込まれたような
精神的混乱をもたらすでしょう。
そう、
戦後の日本みたいに。
今まで信じ切って従ってきた事が、
実は間違っていたと
気づかされた時のような、
激しいショックを受けるでしょう。
でも、そのショックを乗り越えて、真実を直視しないと、
いつまでも新しい世界は開けない。
医師の誤診を認める勇気、
その医師を信じた自分の判断ミスを認める勇気、
別の病名、別の医師を探し求める勇気がないと、
現状では、
脳脊髄液漏出症、が症状の原因だと気づけないでしょう。
症状からすぐ、
脳脊髄液減少症では?と疑えるだけの知識を持つ医師は、
まだまだごくわずかなはずだから。
本来は、
精神症状からでも、
身体症状からでも、
どんな症状からでも、
医師は脳脊髄液減少症を早期発見できればいいけれど、
それができずに、自分が知っている症状が当てはまる病名つけて、
自分と患者を納得させる医師が大多数のだと思われるから。