翌日はパンに目玉焼きの朝食を食って、妻は母の病院へケイのオヤジを連れ出し湯出に向かった。
雨の降る中、市内から10kmほど細い道を山間の湯の鶴温泉に向かった。
何年ぶりに来るだろうか、昔親父に連れられてこの川でハエ釣りをしたものだ。
小雨の中をクルマを走らせていると、あちこちに棚田が点在している。
今は春先なので何も作られてはいないが、田植え前の水を張ったときなどの風景は素晴らしい。
今回は運転をしていたので写真は無いがいずれ紹介しよう。
クルマで約30分、湯の鶴温泉街に到着。
温泉街の細い道を進み、温泉街のほぼ中央に駐車場がある。
そこにクルマを停めて、湯出川にかかる橋を渡ると鶴水荘。
宿泊客だろうか精算を済ませ旅館を出られるところだった。
「すみません、朝風呂に来ました」
と言うと
「ホントは10時からですが良いですよ」
と入れてくれた。
風呂番のおばあちゃんに2人分の千円札を渡し、旅館の一番奥の風呂場に行く。
階段を下ったところに脱衣場があり、ひのき風呂と岩風呂が並んでいた。
昨日、30代の男性が言っていたようにぬるい温泉だった。
それでも浸かるとピリピリと肌に突き刺すような感じだった。
さすがに昨日と今朝、30分も入っていると気分が悪くなった。
窓を開けて外を眺めると川沿いに湯治場的な建物が一杯建っていた。
外には一人風呂があるではないか。
ちょうどケイのオヤジが入っていたのでデジカメを持って来て記念撮影だ(ぼかす場所が違ったかな)
川のせせらぎを聞きながらの一人風呂。
なんとものどかな温泉の朝風呂だった。
湯の鶴温泉 鶴水荘
水俣市湯出1565
0966-68-0033