小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

戦い

2013-05-18 21:36:24 | 日記
           戦      い
 野球を観るのも面白いし相撲を観るのもまた楽しい。 
それは「戦い」という生物の本能を刺激するからでしょうか?
でも、ハブとマングースの戦いとか、シャモを戦わせる闘鶏などは好きではない。 スポーツマンシップもルールもなく、ただ命を賭けて戦うのみで敗者は必ず死んでしまう。
シャモなど今しがたまで命がけで戦っていたものが、敗北とともにシャモ鍋にされて人間の胃袋に収まってしまう。
このような命をかけて戦わざるを得ない動物たちは憐れというほかない。
ところで、命の危機を救うために適用されている生活保護を受けている人たちのことを、軽蔑の意思を込めて「生保」(なまぽ)と呼び、同じく生活困窮者である非正規社員や派遣社員に「生保(なまぽ)は働きもしないのに君たちよりもずっと良い生活をしているんだ!」「生活保護をもらってパチンコしてるんだ!」「そんなこと許せないだろう」などと煽ってる政治家がいる。
もちろん生活保護を不正に受領することは許せないが、貧困者どうしを対立させ憎しみ合わせることで、民意を分断するやり方は民を士・農・工・商・えた・に分断して、それぞれを対立させて支配を容易にした封建社会と同じ発想で脳がない。
生活保護者をなくする努力・貧困の発生と連鎖を断ち切る施策こそやるべきであって、やってることがみみっちく姑息です。
いま、日本の国は先進国中ジニ係数(貧困者の占める割合)はアメリカ・イギリスに次いで世界第3位という不名誉な記録になっている。



とる

2013-05-18 21:34:16 | 日記
          取     る
 株式投資と囲碁には共通した格言があるように思います。
曰く 「取ろう 取ろう は 取られのもと」 (囲碁格言)
株式 「儲けよう 儲けよう は 儲けられのもと」
囲碁で相手の陣地に入り込んで、自分の陣地にしようと必死になっていると、
「鹿を追う人 山を見ず」の例えのように自分の安全を見過ごしてしまい気が付いた時には、自分の石は死んで相手に陣地を取られているということがあります。
株だってそうです。 一獲千金を狙って値動きのおおきい仕手株なんかに手を出すと、待っていましたとばかりにプロの餌食にされてしまいます。
囲碁は1目勝てばそれでいいのですが、株式投資をする人はそんな「少欲」で満足する人はありません。 「少欲知足」こそ生きる道ですが・・・
でも「大欲は無欲に似たり」で、欲張りが得するような世界ではありません。
欲張り程損をしてすっからかんになってしまいます。
もし、どうしても株を持ちたいのならば、売買で利さやを稼ごうとするのではなく、配当を受け取って満足するという程度にしておくべきでしょう。
「株」はまた、買って・売って・休め・・・と言う格言もあります。
売買する場合でも「手仕舞」と言って、持ってるものをすべて売りはらって一旦休憩することが肝心と言います。
アベノミクスとやらで今や株価は70%も上昇していますが、株価が永遠に上昇し続けてみんながハッピーなんてことにはなりません。
いつか誰かが必ず大損をして、株への熱が冷めるのです。 (温故知新)
人間いつでも、どんな時でも「休む」ということが大切です。
ところが素人にはこの「休む」ということができないために、結果として損をこうむる破目になるのです。
この「やめられない 止まらない」衝動のことを「ソルトナッツ シンドローム」(塩豆症候群) 日本語では「カッパエビセン症候群」と言います。