小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

ポピュリズム

2013-05-31 17:31:24 | 日記
       ポ ピ ュ リ ズ ム
 推理小説のメインテーマの多くは殺人ですし、ホームドラマのそれは「渡たる世間は鬼ばかり」の筋書きのように「イジメ」が多い。
また、時代劇では散々悪人をはびこらせておいて、多くの庶民が苦しめられいじめられるのを放置しておいて、死者や犠牲者が多く出てから(もっと早く出てくればいいのに)、徳田新之助や越後の縮緬問屋光衛門、または中村主水や遠山の金さんが出てきて勧善懲悪を実現する。
庶民はそれで溜飲を下げるのでしょう。
世知辛い世の中ですからどうしても、そういうフィクションにカタルシス効果を求めるのでしょうか?
昭和の初期「世直し」と称して血盟団を中心に政府の要人を殺害するテロが多発しました。
犯人は本来重罰は科せられるべきところ、7万人もの多くの人からの減刑嘆願が出され、中には嘆願書に根元から切断した「小指」が9本も同封されて陸軍省に届いた*という記録があります。
お国のことを思っての「犯罪」は「革命無罪」ということで、有罪判決は下りたものの、刑に服すのは極めて少なかったと言われています。
どう見てもちょっと異常ではありませんか? 
最近「劇場型」犯罪とか「劇場型」政治などということが言われていますが、ちょっと異常なのはやはり異常、みんな過激なことが面白いのでしょうが昨今の橋下さんの言動を聞いてると、当時と同じようなちょっとどころかかなり異常で危ないのではないか思いがしますが、皆さんはどう思われますか?。
歪んだポピュリズムほど怖いものはないと思います。
*立花 隆 著 「天皇と東大」 文春文庫 P495より

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ミランダの法則

2013-05-31 09:38:36 | 日記
      ミ ラ ン ダ の 法 則
「違法証拠収集防止の法則」とも言われています。 
違法な手段で収集した証拠は証拠として認めないという法則で、例えば犯罪者(被疑者)であっても黙秘権があることを、取調官が取り調べる前に告知しないで聴取した自白は、証拠として認めないという原則です。
また、一定の犯罪(麻薬・誘拐など)以外の捜査では囮り捜査は認められていません。
これは、権力者(国家)自身が法律を厳格に守らなければならないという思想に基づくものと考えます。
「毒樹の果実」という言葉も、同じような意味で使われます。
根や樹木・葉っぱに毒がある樹木に実る果実には毒がある。
そんなものは食べられない。
つまり、違法な手段で取得したものは違法で無効であるという思想です。
ところで、今の選挙制度は地域によって1票の格差が生じ、それが最早違法である、と国の機関である裁判所によって宣言されている状態です。
その違法な手段によって出てきた議員たちによって構成されている国会も、また違法というべきであって、この国はまさにアウトロー達によって運営されている、誠に嘆かわしい国ではないでしょうか?

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