27.04.25 お 百 度 石 NO.775
孫の幼少時の散歩コースの阿闍梨の杜には「お百度石」が今もある。 この石の存在と由来を知って
いる人は果たして何人いるんだろうか?などと考えつつ、歩いている。
いつのころだろうか?・・・おそらくは150年以上もの昔、この石の前にかがみ水垢離(水ごり)をして額
(ぬか)ずき「願掛け」をした老若男女がいたんだろうか・・・と往時をしのびつつ通り過ごしているのです。
誰かさんと結ばれたい・子供の病気を治してほしい・戦に出た夫が無事帰還させてほしいなどなど。
願掛けを達成するためには雨の日も風の日も・雪の降る日も灼熱の夜も、毎日毎日100日間通い続け
てその「お百度石」に触れなければなりません。
言ってみれば非科学的なことだけど、昔の人はそれだけ純真だったということでしょうか?
水垢離の井戸は今は封鎖されていますが、一念は岩おも徹すという思想は尊い。