27.04.27 清 貧 NO.778
子どもの頃、遊郭だった我が街にたびたび進駐軍(アメリカ兵)がジープに乗ってやって来ました。
子供に向かってがガムやチョコレートを放り投げ、子供達はそれを奪い合うように競って拾っていま
した。 ガムなんか寝るときには口から出して保管しておき、また翌日続けてくちゃくちゃ噛むなど
飢餓の時代でした。 私も欲しいとは思いましたが、母が「武士は食わねど高楊枝」という。
浅ましい乞食のようなことはさせない!と厳しく言う。 まさに赤貧洗うが如しの状態なのに・・・一度
もハーシのガムやチョコレートの類を口にしたことはありませんでした。 こういうのを「清貧」という
のでしょうね。 ところで、大阪都構想をPRするために維新は4~5億のお金を使うという。
一方、都構想に反対する陣営は自民党で2000万円が限度という。 ほかの政党は「だんまり」。
これでは戦う前から負けているようなもの。
「金がすべてではない」ことは当然ながら、世の中金がなければどうにもならないことの方が多い。
カネがなければビラも撒けない。 日本共産党は政党交付金を受け取っていないで「清貧」の姿勢
を貫いている(それはそれで評価はできる)が、良く今まで辛抱したもんだ。
でも、政党交付金は米兵が貧民にばら撒くガムヤチョコレートとわけが違う。 やせ我慢もほどほど
にして、政党交付金を受けるべきでしょう。 そういうお金こそ、トオル一派の邪心を粉砕するために
使えばいい。 私は共産党員でもなければ党友でなんでもない。 党主催の演説会などただの
一回も行ったこともないただの傍観者ですが、そう思う。