30.02.15 こ け し NO.1801
確か書いたつもりでしたが、記録上載っていませんので書かせていただきます。
今やどこへ行っても土産店で売っているこけしですが、もともとは東北地方の特産品で
した。 深い雪に閉ざされた長い冬、囲炉裏に薪をくべながら、掘った人形のこけし
(子し)。 あの子がもし生きていたらいまころはこんな姿だっただろうか?・・・
と偲びながら黙々と彫ったものなのです。 つまり、その子は死んでいるので
す・・・というより殺したのです。
極貧のために子供が増えると生活が成り立たないために、生まれてきた嬰児の何人かに
一人を「間引き」と称して、木根っこなどに埋めて殺したのです。 日本という国は
それほど貧しかったのです。 運よく育てられた子供でも、女子の場合は成長すれば遊
女として多くは都会に売られて行ったのです。
昭和20年ころまでは、そういう人身売買が公然と村役場などが仲介していたのです。
手も足もないこけし人形ってなんだか薄気味悪い感じがするのは、私だけでしょうか?