31.02,.25 人間万事塞翁が馬 NO.2159
① 飼っていた馬が逃げ出して悲しんでいたら、その馬が仲間をつれて
帰って返ってきた。
② 息子が喜んでその馬を乗り回していたところ、落馬して足の骨を折
り身体障害者になってしまった。
③ 身体障害者になって嘆いたところ、やがてその国に戦争がはじまり、
おおくの村人は徴兵されてその多くは戦死したが、障害者になった
息子は障害者であるために、徴兵を免れ従って戦死を免れた。
・・・という風に「幸」「不幸」はあざなえるナワの如しだ。
不幸があってもそんなに悲しむべきではなく、反対に幸福の絶頂にあって
も有頂天になってはイケナイ・・・という中国の逸話です。
でも、これはちょっとおかしい。
先の大戦でアメリカが広島・長崎に原爆を投下して、多くの人が虐殺され
たこと。 福島の原発が爆発事故を起こしたこと・・・こういう悲劇があ
って、それがどう「幸せ」に結び付くと言うのか!?
平素何気なく使っている言葉には、思わない落とし穴がある。