31.03.08 一 円 NO.2170
「一円を嗤うものは一円に泣く」といいますね。 たった一円くらいと
小銭を馬鹿にするような人は、いよいよの時にはその小銭さえ払えない
ために涙を流さなければならないことになる。
手形や借入金の返済だって指定引きおとし期日に、口座に1円でも不足
していれば不渡り・倒産ということになります。
1万円の利益を上げるためには10万円の売り上げが必要と言われます
が、そうではありません。
経験的に言いますと1億円の売り上げをしても1円も儲からないばかりか、
反対に1千万円もの赤字を出すことだってあるのです。
期末に決算をしてみて1円でも利益が出れば、とりあえずはほっとします。
必要な支出は惜しみなく出費しても、不要・不急なものには1円だって浪
費できないのが経営です。 社員はそういう姿勢を「守銭奴」みたいだと
思うかもしれませんが、「1円を嗤う」とあとで泣くことになる。