3.03.09 ひ ふ み ん NO.2171
「ひふみん」の愛称で親しまれた将棋界の名士「加藤一二三氏」は藤井
聡太君が出現するまで、将棋界では数多くの記録を持った人でした。
彼が強かったのは、対局中に時々相手側に回って自分の譜面を眺め、自
分ならこの先どう攻めるのかを考えて、それに対して手を打ったと言
われています。
さて、私達がやってるマジックはどうでしょうか?
自分が演じたり・人様の演技を見るのも重要ですが、一度施設などでは
高齢のために身体の機能が低下した人の身になってみて、おもしろい
か?・たのしいか?・もたもたしていないか?・意味が解るだろうか?
などと、客席に座って客観的に見ることが大切ではないかと思います。
口で言うのは簡単ですが、難しいことかもしれません。
*「マジック今城」3月号に掲載した原稿です。