31.03.25 通 貨 NO.2187
通貨というものは、人々がそれを通貨と認めるから通貨としての価値
があるものですね。 大昔は貝殻が通貨の時代があった。 だから今
でもお金にかかわる言葉にはおおむね「貝」がついています。
貯金 財産 販売 賄賂などなど。
通貨が「貝」から「金」になりましたが、金の生産量が絶対的に少なく
通貨として流通させるにはそのボリュームが足りないこともあって、通
貨はおおむね「印刷物」になりました。
「金」の場合はお金として流通しなくても、金そのものに利用価値があ
るからよいのですが、今の様な紙幣では万一流通しなくなったら鼻もか
めないただの紙切れになってしまいます。
アメリカの「ドル」だって中国の「元」だって、いや日本の「円」だっ
て、いつ紙切れにかわってしまうか解らない不安があります。
先の大戦中東南アジヤ一帯に大日本帝国がばら撒いた「軍票」がそうで
した。 ドルだっていつ日本の軍票のように無価値の紙切れになってし
まうか知れものではありません。
まして、仮想通貨なんてインチキ以外のなにものでもない。
*通貨の正体 浜 矩子 著 を参考にしました。