R0 1.06.30 瞽 女 NO.2284
「街かどデイハウス」なごみの家の昼食のひと時は、おしゃべりの
時間でもありまして、いろんな地域の出身の人がいて平素聞き慣れ
ない地方の習慣や風習を知るよい機会になります。
また、博識の人もいらっしゃっていろんな知識を居ながらにして知る
ことができる楽しいひと時です。
ある日調理担当のSさんのお話では、郷里の実家ではしばしば瞽 女
(ごぜ)さんを宿泊させていたというお話しでした。
今やパソコンで検索してもなかなか出てこない言葉ですが、辞書に
よりますと「貴婦人」という意味と「盲目の三味線弾きの旅芸人」
とあります。 Sさん宅に投宿したのはもちろん後者のほうがで、
Sさんの郷里は(Sさん言葉を借りますと)決して裕福な家庭では
なったけれど、父親がそういう博愛精神を持ってぃたのだろうと
いうお話でした。
実にほのぼのとしたいいお話ではありませんか?