あまり「品」の良いお話ではありません。 目くそは(目やに)
のことであり、鼻くそはまさに鼻糞です。「目くそ鼻くそを嗤(笑)
う」という言葉です。 目やにが鼻糞のことを「汚たない」とい
ってるようなものとの例えです。
テレビのバライテイー番組や政治家の討論会などでは、いずれ劣らぬ
くだらない連中がお互いに罵詈雑言を浴びせて、正に目くそ鼻くその
様相です。
いまは差別用語となって使用されなくなりましたが、カッタイのカサ
恨みというのがありました。 古い文芸作品を読むとそういう言葉
が出て来ます。 「カッタイ」はらい病(ハンセン氏病)「カサ」は
梅毒です。 重病のらい病患者は耳・鼻・指先・顔面などがろうそ
くが垂れるよう浸蝕・変形してゆきますが、梅毒患者は脳を浸蝕され
て発狂する場合がありますが、見た目にはらい病よりは少しまし・・
・というところから、こういう言葉になったのだろうと思います。
人類はいろんな難病と戦ってきましたが、病気の方だって安閑として
いてはくれません。 経済対策や公共事業も必要でしょうが、医療の
基礎研究にはもっと金をつぎ込んでいただきたい。