R 03.02.13 恥 NO.2930
作家モーパッサンは、ひと付き合いがよくない一風かわった
作家だった。 ・・・で同業者から「からかい」を受ける標
的になっていた。
ある厳粛なパーテイに誘われた際に「赤い夜会服」を着用しなけ
ればならないと指示されたので、彼は赤い夜会服を仕立てて、そ
れを着てパーテイに出席したが、他の出席者は全員黒服だったた
めに大恥をかき笑い者になった。
彼の自叙伝「赤い夜会服」にそうあった。
こういうことが度重なって、彼はほとんどノイローゼになった。
12月に入ると日本人の好きな「忠臣蔵」が放映されるが、これも
同じようなストーリーです。 殿中の礼儀作法に疎い浅野内匠
頭にたいして、吉良上野之介が嘘の作法を教え大石に恥をかかせ
て笑い者にした。
頭にきた内匠頭は禁制を破って、殿中で刀を抜き一族の運命を棒
に振って吉良に切りかかったのでした。 古来「恥」というも
のが日本人の蛮行を抑止する価値観だったが、近年はそういうと
ころがない。 オリンピッという国際社会のイベントを開催す
る組織の委員長があろうことか、会議で女性蔑視発言をしたため
に、大恥をかき自らの墓穴を掘ってしまった。
自分で自分の首を締めるバカ。
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