小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

財産3分法

2013-05-27 14:14:22 | 日記
     財  産  3  分  法
 本年の講演会で、財産の安全な管理方法として財産を特定のものに集中しないで、「現金・預金」「株・投資信託・国債などの債権」「金」「不動産」などへリスクを分散することが必要だろうとの意見が多く出されました。
ごく常識的な判断ではないかと思います。
でも、そういうことは「言うは易く行うは難し」ではないでしょうか?
就中、「株」です。 一旦手を出すと、短期間でちょっとでも利益が出ると、それはほとんどの場合ビギナーズ・ラックであったり、証券会社の「撒餌」であっても、おいしい体験をしてしまうとほかの投資がばからしくなってきて、預金を取り崩して株式投資資金を生み出したり、不動産を担保に金を借りて株式投資に傾斜したりとのめりこんでしまう傾向があります。
ある有名な老舗の店舗が破産した事例があります。 その会社では食中毒を出して営業停止処分を受けたわけはなく、悪い風評被害を受けて商品が売れなくなったわけでもありません。
店主が株(商品先物といううわさもありますが・・・)に手を出して大損を蒙り、証券会社に「今度こそ損を取り返しましょう・・・など」言われるままにあり丈の資金を注込んで、気が付いた時にはもうすってんてんになっていたのです。 お気の毒に自殺されたという「うわさ」を聞いています。
証券会社では「ノルマ証券」「へとへと証券」「5人殺して一人前」などということがまことしやかにささやかれています。
1000万円以下の資金の投資家のことを「ごみ」とか「虫けら」などと称しているとも言われています。
 5月の川柳」に こんなことを書きました
  「近づくな 株屋 原発  あぶないで」


涙の酒

2013-05-27 13:35:58 | 日記
        涙  の  酒 (演歌18番)
 自作のセリフです。
イントロ演奏の間にナレーションします。
 おれは 思い切って この船に乗ることにしたんだ。
  やるせないこの胸のうち  解っておくれ
   ウソじゃない 浮気なんじゃないんだ
    命がけで好きだった お前なのに
     ああ おれにはやっぱり 前を幸せにしてあげる 
自信がないんだ。
 (1番の歌詞が入ります)  男一途の火の恋を・・・
2 間奏の間にナレーションします。
   ばかだな こんな薄着で飛び出すなんて
    風邪でも引いたら どうするんだ
     ほうら指の先が こんなに冷たくなってるじゃないか
      さあ もっとこっちに寄りな
       せめて肩だけでも このオーバの中に入れるといいや
 (2番の歌詞が入ります) 涙ぐんでた あの顔に・・・
3 間奏の間にナレーションします。
   もし おれが君を幸せにしてあげることが 
出来ないって そう言ったって 
 君 それでもいいって 言うのかい?
   いけないよ そんなこと
    せめて 別れの口づけを しておくれ・・・
  ・・・と言って、チューの恰好をすると 大爆笑 請け合いです。
  

3K

2013-05-26 08:14:53 | 日記
           3      K
人間が創りだしたもので、便利で・有益で・必要である反面、残酷で・有害で・時には醜悪な3Kがあります。
それはカネ・権力・神でしょう。
カネがなければ世の中の経済活動は作動しないし、流通や交換の手段として最も便利・有益・必要である反面、富める者に過度に集中して人心を歪め、お金中毒が人間社会そのものを歪めていることは間違いない。
権力もまた然りです。  人間社会に不可欠の統治には権力機構の存在が欠かせませんが、権力は常に劣化し腐敗し肥大化して横暴に至り、民を苦しめる存在にすらなってしまう。
今の日本がそうなりつつある危険な過渡期ではかいか?
神もまた然りです。 神は人に安らぎと癒しを与え悪を諌めもするが、神はおおむね独善で排他的で、時には神の名において人間同士が殺戮し合うまでの対立を惹起させる。
だから、こういうものには必要な範囲内でお付き合いする「つかず離れず」というスタンスが必要ではないでしょうか?

クズネタ

2013-05-24 06:39:26 | 日記
           ク ズ ネ タ
 だれでも知っているというような情報は情報としての価値は全くありません。
まだ誰も知らない、たとえばある製薬会社が癌の特効薬開発した、とか、またはある企業が外国の大型公共施設の工事を受注したとかの事実で「いまだ新聞に公表されていない情報(インサイダー情報)」であれば、情報としての価値はありましょう。
でも、そういう事実が新聞で発表された途端に周知の事実となってしまい、その情報をもとにその会社の株を買うとか(悪い情報の場合は売り抜ける)などということは、誰にだってわかってることですから、その時点では情報としての価値はありません。 つまり情報としては「クズ」です。
ところで、アベノミックスとやらで最近株価の上昇が続いています。
内閣支持率も65%と高水準で推移していますから、このぶんだと参議院選挙までは上昇を続け、さらに参議院で自民党が勝利すればその先は安定して高原を行くだろう・・・と言う見方が大勢を占めているようです。
新聞では「評論家」の意見としてまことしやかに掲載されています。
でも、そうでしょうか。 株の売買というものは売株数と買株数が一致しないことには売買は成立しません。
だったら、いま売りに回ってる人は持ち続ければもっと上昇間違いなしのおいしい株をわざわざ売りに回っているのでしょうか?
いま株を売りに回ってる人はアホなのでしょうか?
日経新聞や産経新聞に掲載されている上記のような見解が、果たして「情報」としての価値があるのでしょうか?
これらの新聞の論調にしたがって株の売買をすればみんな儲かってハッピ―になれるって言うんでしょうか?  株の売買は誰かが儲かれば誰かが損をする仕組みです。
超大物右翼と言われた笹川良一氏は徹底した株の「逆張り」(つまり人が買う時には売りに回り、人が売りに回った時には買に回る)で巨万の富を得たといわれています。 素人が巨万の富を得るなどは不可能ですが、せめて大損をこうむって泣かないようにしたいものです。
「悪名の棺」笹川良一の生涯 工藤 美代子著より。

ろうばい

2013-05-21 13:49:26 | 日記
            ろ う ば い
 素人が株で損をするのは、逡巡と狼狽です。
株価がどんどん値上がりすると、乗り遅れるなと心境はそぞろになります。でも、なかなか買うチャンスの見極めができないで「どないしょ どないしょ」と逡巡します。 その間に株価はさらに上がって8合目・9合目になってやっと買う決断をします。
でも、そこはもう天井に近い相場でそれ以上の値上がりは期待できません。
一方、株価の下落はつるべ落とし、一旦下がり始めるとどんどん下がり続けます。
底値と思う時に持ってる株の倍の株を買い増し(ナンピン買)すれば、株価半値戻しで損を取り戻せるのですが、そういう余裕はない。(心理的・資金的)
これ以上損をしたくないとおろおろして売ってしまう。
これが「狼狽売り」

        か ら 売 り (買 い)
 プロは軍資金の数倍の「勝負」をします。
(売)建玉(たてぎょく) 
証券金融会社から「株券」を借りて、それを売ります。
おおむね6ケ月の間に資金を返済しますが、その返済資金は株を売ったお金です。  株価が値下がり局面でその利鞘を稼ぐのです。
株価の値下がり局面で素人が儲けることはほとんど不可能ですが、プロは儲けます。
(買)建玉 
 資金を借りて株を買います。 借入金の返済期限までに株を売り、その売得金で借入金を返済します。
その際に生じる利鞘(または損失)で生計を立てているのです。
株価が上昇局面にある時にも・下降局面でもプロは儲けるのです。
プロが儲けるということは、誰が損をするのか?・・・