小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

リサイクル

2015-04-28 08:05:53 | 日記

        27.04.30        リ サ イ ク ル        NO.782

 「こちらは廃家電回収車です」「要らなくなったバイク・オートバイ・テレビ・パソコン・オーデイオなど

ございませんか?」「高く高く買い取らせていただきます」・・・と言うような「業者」が軽トラで街を回っ

ています。   本当に要らなくなったものを買い取ってくれるのでしょうか?

そんなワケがありません。  処分に費用が掛かる廃棄物なのです。

ほとんどの場合「金銭的な価値がない!」と反対に処分費用を請求されるのです。

仮に、ただ同然の価格で買い取っても使える部品や貴重な金属だけを抜き取って、あとの廃材は人

里離れた過疎地などに不法投棄され、廃棄物の中から旧所有者が特定されて、行政や警察から厳

しいお咎めを受けるケースがあるという。

また、例えばテレビの裏側にヘソクリを隠していたことが後から気がついても、どの業者だったのか

連絡先の電話番号さえわからない。 ひどいのは、高齢者の情報不足に付け込み、法外な処分費用

を強要する。  なにをされるか解らないらないという恐怖心を与えてお金を取って行く。

君子危うきに近寄らず・・・そんなものを相手にしないことです。

 *木村 栄治著「遺品整理士という仕事」を参考にしました。


アミタール

2015-04-28 08:02:51 | 日記

         27.04.29       ア ミ タ ー ル        NO.780

  第2次世界大戦の際、ドイツ軍が開発した「自白誘導剤」です。  これを服用させるとほとんど意識

は朦朧となり、問われた質問に対してウソを言えなくなるという薬剤です。

犯罪者を長期に勾留したり拷問みたいな取り調べをしなくても、この薬剤を飲ませてから取り調べをす

れば、簡単に自白を聴取することが出来ます。

ナチ・ドイツはスパイのみならず、国策に抵抗する「犯罪者」には常用的にこの薬剤を使用しました。

でも、我が国では犯罪捜査のためにこの薬剤の使用は、刑事訴訟法の規定で認められていません。

なぜばら、そういう自白は任意の供述にならないからです。   でも、長期の勾留と被疑者の供述を

無視し、警察が描いた犯罪のストーリーを強引に認めさせるという弊害があります。

勿論、この種の薬剤を行使することは厳に慎むべきですが、最近の凶悪な犯罪者(筧 千佐子など)

とか、政治家にはこの種の薬剤を使用してでも、正確な自白や心ちゅうの邪悪な思想を聴取しても良

いのではないかと思う場合さえあります。

ウソ発見器(ポリグラフ)というものがあって、被疑者の同意があれば使用できますが、このシステム

の信ぴょう性はほとんど役に立たないシロモノでしかありません。


不幸産業

2015-04-27 20:25:43 | 日記

        27.04.28         不 幸 産 業         NO.779

  人様を不幸に陥れることを生業(なりわい)としている産業があります。ブラック企業もそうですが、

いかにも最もらしい姿をした不幸産業です。   それは就活・婚活サポート産業です。

学生に向かって「君たちには君たちにだけに適した「天職」がある」と吹聴し、自分の適性が何である

のか自分も社会の気付いていないだけなんだと、情報会社の言うままにチャンスを求めて転職を繰

り返して、結局はダメになって引きこもる。

結婚情報もしかりで、「あなたには赤い糸で結ばれた運命の出会いがある」と夢を膨らませて、結婚

を勧めるのではなくてむしろ思い止まらせ、何回も何も(費用がかかる)出会いの会に引き込む。 

でも、赤い糸は現れない。  そんなのジョウシキ。 離婚問題でこじれた時の弁護士の紹介もする、

ベルトコンベアー式。

筧 千佐子みたいに結婚相談所を通じて何回も何回も「結婚!?」し10人以上の男性に青酸化合物

を服用させて殺害した女性に、出会いの場を提供して犯罪の片棒を担いでもいます。

結婚も就職もほとんどは出会いがしらの事故みたいなもので、天職とか赤い糸伝説みたいなことは

望むべくもありません。  ほとんどは妥協・・・そうではありませんか?

* 内田 樹著 「呪いの時代」を一部参考にしました。


清貧

2015-04-26 20:35:38 | 日記

       27.04.27       清      貧        NO.778

  子どもの頃、遊郭だった我が街にたびたび進駐軍(アメリカ兵)がジープに乗ってやって来ました。

子供に向かってがガムやチョコレートを放り投げ、子供達はそれを奪い合うように競って拾っていま

した。  ガムなんか寝るときには口から出して保管しておき、また翌日続けてくちゃくちゃ噛むなど

飢餓の時代でした。   私も欲しいとは思いましたが、母が「武士は食わねど高楊枝」という。

浅ましい乞食のようなことはさせない!と厳しく言う。 まさに赤貧洗うが如しの状態なのに・・・一度

もハーシのガムやチョコレートの類を口にしたことはありませんでした。 こういうのを「清貧」という

のでしょうね。   ところで、大阪都構想をPRするために維新は4~5億のお金を使うという。

一方、都構想に反対する陣営は自民党で2000万円が限度という。  ほかの政党は「だんまり」。

 これでは戦う前から負けているようなもの。

「金がすべてではない」ことは当然ながら、世の中金がなければどうにもならないことの方が多い。

カネがなければビラも撒けない。  日本共産党は政党交付金を受け取っていないで「清貧」の姿勢

を貫いている(それはそれで評価はできる)が、良く今まで辛抱したもんだ。

でも、政党交付金は米兵が貧民にばら撒くガムヤチョコレートとわけが違う。 やせ我慢もほどほど

にして、政党交付金を受けるべきでしょう。 そういうお金こそ、トオル一派の邪心を粉砕するために

使えばいい。    私は共産党員でもなければ党友でなんでもない。 党主催の演説会などただの

一回も行ったこともないただの傍観者ですが、そう思う。


書斎

2015-04-25 20:21:29 | 日記

           27.04.26       書      斎       NO.777

  どこかのハウスメーカーのCMで娘が、お父さんのために「書斎のある家を探してください」と不動産屋

さん駆け込むというのがありました。   まさにそうなのです。  男にとって必要なのはテレビでもビデオ

でもパソコンでも、ましてクルマやスマホでもありません。  競馬の予想や株屋の「株価が上がった上がっ

たという」コマーシャルやタレントのゴシップやプロ野球の選手の年俸の多寡の問題でもありません。

家族とのふれあいの時間ももちろん大事だけれど、46時中ずーと一緒にいなければならないということで

もなく、現実にそんなことしても意味がない。家族に煩わされることなく一人だけでの空間を持つべきでしょう。

そして静かに読書をしたい。 それが人間として必要な栄養素を蓄積することになる・・・と思う。

現代人は体の栄養のバランスも歪んでいますが、自分がそうですが教養の蓄積不足は憂〃しい。

・・・とは、ひねもすパソコンにかじりついている我が息子に言った言葉です。