29.06.28 仕 事 中 毒 NO.1570
卑猥な例で申し訳ありませんが「サルにマスターベイションを教えたら、死ぬまでやる」とい
う俚諺があると聞きました。 (事実かどうかは知りませんが) でも、几帳面・真面目・せっ
かち人間に仕事をさせたら、寝食を忘れて中毒になって死ぬまで仕事をする人が出ること
があります。 資本主義社会ではそういう人間(消耗品)を求めているのでしょうが。
だから、過労死などというバカな終焉を迎える人が出てくる。
私が乞われてサラリーマンを辞めて協業した親友だったT君がまさにそういう人でした。
一緒に仕事をした6ケ月の間に仕事を休んだのはお正月のたった3日間でした。 (つまり6
ケ月しか付き合えませんでした)
しかもそのほかの日もほとんど毎日深夜まで、仕事がなくても打ち合わせと称して、飲み食
いして時間を消費したのでした。つまりは、誰かがそばにいないと不安でたまらないのです。
さっき別れたばかりなのに、夜中の2時だろうが3時だろうが「アイデアが浮かんだ!」と電
話をかけてくる。
そのアイデアたるものは実に馬鹿馬鹿しいものばかりですが、じっとしておれない・・・ジコ
チューに陥っていました、
40歳になる前に死んでしまいましたが、何とか救ってあげることができなかったのかな・・・
と、亡き友の2倍の人生を生きてきて、ふと思いがよぎります。