昨年末のこと、近頃滅多にかかることのない電話が鳴った。
「Kさんのお宅ですか?akoさんはいらっしゃいますか」
聞きなれない男性の声でお年を召した方のようだ。
不審に思ったが私であることを名乗った。
「私です。I ですよ」
すぐにわかった。「え~~! I さんですか~!」
娘時代に勤めていた職場の大先輩だった。
80歳になられたとか。
昔のアルバムを見ていたら急に懐かしくなって電話をかけてしまったと仰った。
難病に罹り現在は酸素吸入器が手放せない生活だとか・・・。
家からは1時間半もあれば行ける距離なのでお訪ねしたいけど、
「早く来ないと逝ってしまうよ」なんて冗談めかして言われると
かえって行きにくい。
お元気だった頃の思い出しかないから一挙に80歳、難病、酸素吸入
と頭に浮かべると固まってしまう。
私も歳で涙腺も弛んできていることだし、冷静に笑って話せるだろうか。
「Kさんのお宅ですか?akoさんはいらっしゃいますか」
聞きなれない男性の声でお年を召した方のようだ。
不審に思ったが私であることを名乗った。
「私です。I ですよ」
すぐにわかった。「え~~! I さんですか~!」
娘時代に勤めていた職場の大先輩だった。
80歳になられたとか。
昔のアルバムを見ていたら急に懐かしくなって電話をかけてしまったと仰った。
難病に罹り現在は酸素吸入器が手放せない生活だとか・・・。
家からは1時間半もあれば行ける距離なのでお訪ねしたいけど、
「早く来ないと逝ってしまうよ」なんて冗談めかして言われると
かえって行きにくい。
お元気だった頃の思い出しかないから一挙に80歳、難病、酸素吸入
と頭に浮かべると固まってしまう。
私も歳で涙腺も弛んできていることだし、冷静に笑って話せるだろうか。