久しぶりの電話は

姉から電話があった。
11月にこちらからかけて以来だから受話器を取って第一声が
「なにかあった」
滅多に向こうからかけてくることはないので、何か事が起きたかと
心配してしまう。

「何もないけど・・・あのね、」ではじめた話。

姉の孫と私の孫はこの春高校に入学する同じ学年です。
「高校って入学祝いいくら上げるの？」　
へぇ～！そんな話しかい。

そういえば姉は七五三の祝いのときも小学校に入学するときも
中学に入るときも同じことを聞いてきた。

それから二人で、ああでもないこうでもない、しまいに自分たちの子供に
母がいくらくれたかなんて話しになった。

高校で3万円じゃなかった？5万円はもらわなかったよね、とか、
「成人式では10万だったでしょ。」
「うちでは帯を作ってもらったからお金はもらわなかった」とか
「男の子にはスーツ代って10万円くれた」とか。

母はあの世で苦笑をしてるのではないかしら。
『もっとあげたでしょ！』なんて

折しも来月24日は母の11回目の命日です。
娘たちが思い出話をしたのは供養になったでしょうか。