こんなこと

昨日の地方紙に投稿されていた記事を読んで、やっぱりあるんだこんなことが
と思った。
投稿者は73歳の福島県会津の男性。

それは3年前のあの忘れられない３・１１東日本大震災の日のこと。
投稿者は京都をバスツアーで観光中だった。
ツアーの中に友人同士4人で参加していたいわき市久之浜からの
女性グループがいたそうです。

３月１１日魔の午後2時47分、京都黒谷の会津藩士の墓を訪れていたときに
ぐらぐらっと来た。
京都は震度2くらいでたいした揺れではなかった。

しばらくして4人の携帯に驚くべき情報が！
久之浜町は大地震と大津波で彼女たちの家も家族も流されてしまったと。
一瞬にして奈落の底に落とされた彼女たちは茫然パニック状態。

ツアーは途中で中止、しかし新幹線は不通、飛行機は飛ばない、帰るに帰れない。
遠回りでも皆一緒にバスで北陸自動車道を通って戻るしかない。

北陸自動車道で～新潟へ～磐越自動車道～いわき。

大回りの上に会津辺りから郡山は地震でデコボコになった道路、倒半壊した建物や家屋、
それらを見ながら長い長い時間、バスの中で生きた心地もなかったのではないだろうか。
投稿者は彼女たちの其の後が気になって仕方がないと書いていた。

4人の女性はこの後怖くて一生旅行には行けなくなってしまうのではないでしょうか。
私なんぞ小旅行へ行ってさえ、家が見える所まで来ると、あぁ、無事に家が建ってると
いつもほっとするのです。