あわや介護生活かと・・

この先どうなるのかと不安な二日間だった。
だった、と、過去形で言える今がうれしい。
昨日の朝のことだった。
一人で朝食をとっていた夫が寝起きの私に
「箸が持てないんだけど・・右手の親指と人差し指に感覚がない」と言った。
握っても力が入らないとも言う。
口調は普通でしっかり立って歩けている。
脳だ！
脳梗塞かもしれない。
早期発見早期治療が脳では原則だ。
どうしようどうしようと焦るばかりでまだ出勤前だった息子を呼んだ。

脳外科のある病院と思っても咄嗟に何処にすればいいのか思いつかない。
以前、眼の手術をした病院へ電話をして、すぐ診てもらえますかと聞いた。

電話に出た人は「患者が多くて緊急でもすぐには診られない、順番で長い待ち時間になります。
まず近くのＭＲＩのある個人病院へ行き、結果をみて大きな病院へ回してもらったらどうですか」
そういって家に近いＭＲＩのあるクリニックを教えてくれた。

長くなるのでここでおきたドタバタは省略します。

結果は、脳梗塞ではなかった。脳に異常は見られないとの診断だった。
今日は血液検査の結果を聞きに行って来た。

先生はにこやかに「２７もの検査項目のどれも基準値範囲内ですよ」と仰った。
昨日も今日も夫が元気なく沈んでいたので何かあるかもと思っていたので
どこも悪くない？キツネにつままれたようだった。

ただ一つだけ引っかかりは血圧が上が２００もあったこと。
家で測ったら１６０～１７０になったけどそれでも高血圧だ。

薬を嫌って飲んだことのない夫もさすがに血圧を早く下げたいから薬を飲むと言った。

指の感覚は戻っていない。
車に乗るのはまだ危険なのに出かけるつもりでいるので明日から見張りで気をつかいそう。