銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

それが、上司の悪口だったので、水を差した

2010-06-20 20:23:49 | Weblog
 下に、短い間アップした文章があります。それは、日中関係の温和さを喜ぶために書いたのですが、楽しそうに母国語で会話をしている人たちに水を差したことになるので、読後感の悪い方もあったでしょう。

 自分でも書いた後で違和感があって、何がいけなかったのだろうと、考え直してました。すると、わかったことは、やはり、状況によるということです。

 銀座の横断歩道で、母国語で話し合っている観光客に割り入ろうとは、私だって思いません。ただ、日本人客がいるのに、大声で私事を話していることに違和感を、持ったわけです。

 それと、英語の会話に割って入ったケースは、彼、彼女たちが、上司の悪口で盛り上がっていたから、「油断大敵ですよ。壁に耳ありですよ」とからかいたくなってしまったのです。あまりにも楽しそうで、はしゃぎすぎていて、しかも内容が、面白すぎるから辛かったのです。批判は、見事に、その上司(あらフォー世代の女性)の特徴をうがっていました。

 上司とは、中間・管理職で、先生方を、どこに派遣するとか、グループの場合は、何人の生徒を一緒に指導をさせるかを決める人です。私は一般論から言っても、女性の上司は、例の月経の問題等もあったり、上役に気に入られているからポストもらったりするケースもあるから、懐の深い人がいる可能性は、男性の上司に比べれば、割合として少ないだろうと、は、思います。

 でも、今考えると、当時、飛ぶ鳥を落とす勢いでコマーシャルを展開していたベルリッツ(語学学校)の、外人の先生たちだったかもしれないのです。あの会社は、その後破産をしました。その結果、ここで、会話を交わしてた先生方は給料も、もらえなかったのかもしれません。ほかに、生徒の前払い金も返還できないと、聞いていますので、もともと、企業モラルが低かったのかもしれません。そういう企業内で、場当たり的に働いている中間管理職だったら、批判をされても当然だったかもしれません。

 実情はどうだったかは、今はわかりません。
 ただ、私自身は、ニューヨークの版画工房で、こういう問題を考えたことがあって、それで、余計に、気がつくのです。

 そこでは、日本人の女性が威張っていました。つまり、日本人は組織能力や、管理能力が優れているので、後から入っても、数年のうちに、場を牛耳ってしまうのです。そしてうまく考えて、自分だけはお金を出さないで、工房を使えるシステムを作り出してしまいました。資本金は出していないし、所長が雇ったわけでもないのに、スタッフとして、振舞っていたのです。「ほかの人とは違うのよ。上なのよ」と言う雰囲気をかもし出していたのです。

 彼女が提案したシステムとは、電話番と掃除をするかわり、使用料を払わず、無料で使えるというシステムです。その結果、お金を払わない風潮が、全員に広まってしまいました。一見すると、良い思いつきです。その上、彼女の威張っている雰囲気に恐れをなして、だれもしっかりした抗議をしないので、そのシステムがそのまま進行して、版画工房そのものがつぶれてしまいました。こうなると、功罪のうち、『罪のほうが大きかった』と、なります。私は、後入りの後入りで、しかも三ヶ月で帰るので、何も口出しをしませんでしたが、いずれ、つぶれることになるだろうなあと、わかりましたが、その時期は思いがけず、早かったですね。

 その女性が工房の中で、私以外の日本人と、特別に大声で話しあっていたのは、いやな事として、記憶に残っているのです。

 自分たちだけがわかる言葉を、判らない人たちの間で使うのは、気をつけたほうがよいという信念を抱きました。
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 ただし、観光客として、振舞うときは別です。こちらが海外へ行くときも外国人が日本を訪問するときもできるだけ、楽しんでもらいたいです。自国語を使って、家族や友人と話し合っているのは、ほほえましいです。2010年6月20日 雨宮 舜
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シェ、シェ、チュンゴァレン(中国人の、今の本心は)

2010-06-20 02:07:19 | Weblog
 今日、中国に関するニュースとして、心温まるものを、インターネット(LIVEDOOR)上で見ました。
 元頁は、RECORD CHINAで、その前は、シンガポールの華字報(新聞)らしいのですが、
そのURLは、たぶんですが、http;//news.livedoor.com/article/detail/4836422/ です。

 抄訳すると、W杯で、中国人が日本のゲームを応援するようになったということでした。ありがたいですね。アジアカップの際の大騒ぎ、いやな経験もあるのに。

 その変化の原因は日本人のマナーのよさにあると言う分析です。それが、中国人にも伝わり始めたという分析です。そこにお互いの国の個性が、あります。今のところ、中国人は日本にあるお店内での、サービスという点でだけでも、のんびりで、気を使わないほうです。日本人はありとあらゆるところで、礼儀正しいです。

 それで、よかったら、例の下世話な私自身の話に入りますが、お暇があったら、読んでやってください。さして、重要なものでもないんですが・・・・・


 連続して読んでくださってる方は覚えていて下さっているでしょうか? 私が、一月に急逝をなさった山口みつこさんという、立派なオーナー(画廊の経営者)をしのんで、バイキングに挑戦をし続けていることを。とても気の毒で、同い年ですから、きっと、遊んではおられないだろうなあと思い、一番簡単にできる遊びとして、食べることに挑戦しているのです。現実には一人で食べていても、心の中では二人で食べているつもりです。

 急にその予定が入った個展が終わった、四月半ばから始めました。ところで、選ぶ店ですが、自由自在というわけにも行かないのです。ずっと前から、午前中は何らかの創作の仕事をすると決めていますので、出発時間が遅くなります。バイキングというのは、ランチのほうが安いし、お店の数が多いのです。しかし、午後1時半までに入店をしないとだめなのです。しかも、一人で、入るのはなかなか、しんどいことでもあります。

 焼肉系や、中国料理、お好み焼き系は、ほどんどが、二人以上で入ることと決められています。でもね、それでも追求し続けるのは、ネットカフェ代わりに使うからです。長居できるので、一時間以上、編集の仕事をします。自宅でやると、さまざまな妨害が起きてくるのは、過去の六冊の経験から熟知していることなので・・・・・

 さて、その結果、ディナーに行くことになります。それは、高いです。本当はホテルのほうがおいしいのですが、ホテルはランチでないと高いです。ただ、中くらいの大きさのホテルで、非常においしいものを出してくれるところがあって、それは、皆さんご存知で、雰囲気のよいお客さんが、集まっています。いわゆるインターネットの世界での感想もいいです。しかし、「ここは入って失敗だった。残念だな」と思うところももちろんあります。

 ともかく、時間と値段を見合わせると、『理想とは遠いなあ』と思っても、『今日はここしかないわね』と思って入り、なるべく壁際の席を取ります。

 というのもパソコンの仕事をする私は、食べること、つまり、楽しみだけを求めている一般のお客とは雰囲気が違うので、場の空気を乱さないために、なるべく、隅を使うように決めているのです。

 あるときに、「うわ、ここは、純粋に中国系だわ」と思うところに出くわしました。何事も大雑把で、サービスもそうだけれど、味も大雑把。でも、このごろの私は何が起こっても、怒らないこと。と決めているのです。昔はしょっちゅう怒っていたけれど、政治のことを怒るだけで、精一杯でね。それ以外のことに目くじらを立てるのはやめたのです。

 でも、小食ですよ。若い人が大盛りに料理をとっているそばで、焼きそばなどでも、ほんの5本ぐらい、とるだけです。すべてのお料理を、大匙いっぱいか、二杯程度とって、サラダからデザートまで、30分以内に食べ終えて、コーフィーをそばにおいて、パソコンをうち始める。

 すると、スタッフさんが、中国人だからこそ、近寄ってきて、あれこれ、質問をしてくれるのです。日本人だと、こうは、ならない。控えめですから。それに、サービスの鉄隋を仕込まれていますからね。

 もちろん、中国人だってパソコンを知っていますよ。日本に来て働いている人は、たとえ、店員さんをしていても、ほとんどが、インテリで意欲の高い人たちですから。だけど、私が本を作り始めると、その画面は、ちょっと特殊になって、とても、珍しい画面になるのです。アドビを、使っているときもワードを使っているときも、普通の人は、たぶんですが、普段見たこともないような画面を操作し始めますので・・・・・

 同じことをしている印刷会社のデザイナーや、独立系デザイナーは、マッキントッシュの大画面(今では、デスクトップの場合、二つの画面を同時に操作し支配する)を使うので、絶対にレストランなどで仕事をしないですから。だから、私の仕事は珍しく見える。
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 あ、ここで、ちょっとした挿入になりますが、妹とあるとき、話し合っていたら、妹が「ああら、ウィンドーなんて、汎用ソフトでしょう」と鼻でせせら笑ったのですよ。このせりふを一般の人がわかるように翻訳をすると、『ウィンドーなんて、おもちゃでしょう。そんなもので、本を印刷するためのデータなんてできないでしょう』という意味です。

 妹は薬剤師ですが、最初の勤務先が、製薬会社で、しかも学術部だったから、それこそ、マッキントッシュを駆使して、複雑な化学方程式や、図版を操作するわけです。大体の案を作ってから、印刷所に任せるらしいのですが、「一頁分、二百万円かかるのよ」といっていました。

 そういう風に笑われながら、馬鹿にされながらでも、しこしこ、こつこつ、ウィンドーを使って、本の出版用データを作り上げている私は、実は、志の高い人なのです。志が高いから、人に軽蔑されても平気なのです。いじめられても実は平気ですが、人間の研究のために、いじめのやりとりの、詳細を、文章に書き落としたりしますけれどね。

 だから、私の文章を読んでいる方は、私のことを、非常に繊細で、いつも悩んでいる人だとお思いでしょうが、悩んでばかりいたら、前に進めません。毎日、毎日、何事かを積み重ねていくためには、結構楽天的に、「はい、それは、それ。これは、これ」と、右や左へほうっぽり投げて、前へ進むのです。
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 さて、もとに戻りましょう。その店員さんと別の店員さんが私の後ろ、三メートルぐらいのところで、私語をはじめたのです。もちろん、中国語でね。しかもそれが、中国人の典型なのだけれど、大きな声で。それで、私は帰るためにかれらのそばを通ったときに、簡単にですが、中国語で話しかけたのですよ。タモリ語ではなくて、ちゃんとした、ものを使って。特に日本人とか、中国人という場合の、人(レン)の発音をきれいにして。びっくりしていました。これは、私が英語を話している人たちにもよくしかける(半分)いたずらです。

 彼らは、非常にリラックスしているのですが、「聞いていますよ。その会話をわかっていますよ」という態度を示すと、本当にびっくりした顔をします。それが面白くて、ちぇめっけを発揮します。よくやるいたずらです。

 でも、悲しいかな。年ですね。「さよなら」みたいな、ごくごく、基本的な単語が思い出せないので、「グッバイはなんていうんだっけ?」と聞いたら、ツァイチェン(再見)と教えてくれました。そんなやり取りで仲良い感じを生み出します。どこの国が相手だって、庶民同士は仲良しです。
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 以上のエピソードはとても小さなものですが、本日これを書いたのは、LIVEDOORのトップ頁にとても、心温まる記事を見つけたからです。で、冒頭に戻ります。

 そして、今の私はこの文章を作りながら、録画をしておいた演劇「上海バンスキング」を後ろにして、パソコンを打ちながら、視聴しています。上海万博があるから、これが再演されたのだろうか?と思いながら。
   では、2010年6月20日                  雨宮 舜
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