下に、短い間アップした文章があります。それは、日中関係の温和さを喜ぶために書いたのですが、楽しそうに母国語で会話をしている人たちに水を差したことになるので、読後感の悪い方もあったでしょう。
自分でも書いた後で違和感があって、何がいけなかったのだろうと、考え直してました。すると、わかったことは、やはり、状況によるということです。
銀座の横断歩道で、母国語で話し合っている観光客に割り入ろうとは、私だって思いません。ただ、日本人客がいるのに、大声で私事を話していることに違和感を、持ったわけです。
それと、英語の会話に割って入ったケースは、彼、彼女たちが、上司の悪口で盛り上がっていたから、「油断大敵ですよ。壁に耳ありですよ」とからかいたくなってしまったのです。あまりにも楽しそうで、はしゃぎすぎていて、しかも内容が、面白すぎるから辛かったのです。批判は、見事に、その上司(あらフォー世代の女性)の特徴をうがっていました。
上司とは、中間・管理職で、先生方を、どこに派遣するとか、グループの場合は、何人の生徒を一緒に指導をさせるかを決める人です。私は一般論から言っても、女性の上司は、例の月経の問題等もあったり、上役に気に入られているからポストもらったりするケースもあるから、懐の深い人がいる可能性は、男性の上司に比べれば、割合として少ないだろうと、は、思います。
でも、今考えると、当時、飛ぶ鳥を落とす勢いでコマーシャルを展開していたベルリッツ(語学学校)の、外人の先生たちだったかもしれないのです。あの会社は、その後破産をしました。その結果、ここで、会話を交わしてた先生方は給料も、もらえなかったのかもしれません。ほかに、生徒の前払い金も返還できないと、聞いていますので、もともと、企業モラルが低かったのかもしれません。そういう企業内で、場当たり的に働いている中間管理職だったら、批判をされても当然だったかもしれません。
実情はどうだったかは、今はわかりません。
ただ、私自身は、ニューヨークの版画工房で、こういう問題を考えたことがあって、それで、余計に、気がつくのです。
そこでは、日本人の女性が威張っていました。つまり、日本人は組織能力や、管理能力が優れているので、後から入っても、数年のうちに、場を牛耳ってしまうのです。そしてうまく考えて、自分だけはお金を出さないで、工房を使えるシステムを作り出してしまいました。資本金は出していないし、所長が雇ったわけでもないのに、スタッフとして、振舞っていたのです。「ほかの人とは違うのよ。上なのよ」と言う雰囲気をかもし出していたのです。
彼女が提案したシステムとは、電話番と掃除をするかわり、使用料を払わず、無料で使えるというシステムです。その結果、お金を払わない風潮が、全員に広まってしまいました。一見すると、良い思いつきです。その上、彼女の威張っている雰囲気に恐れをなして、だれもしっかりした抗議をしないので、そのシステムがそのまま進行して、版画工房そのものがつぶれてしまいました。こうなると、功罪のうち、『罪のほうが大きかった』と、なります。私は、後入りの後入りで、しかも三ヶ月で帰るので、何も口出しをしませんでしたが、いずれ、つぶれることになるだろうなあと、わかりましたが、その時期は思いがけず、早かったですね。
その女性が工房の中で、私以外の日本人と、特別に大声で話しあっていたのは、いやな事として、記憶に残っているのです。
自分たちだけがわかる言葉を、判らない人たちの間で使うのは、気をつけたほうがよいという信念を抱きました。
~~~~~~~~~~~
ただし、観光客として、振舞うときは別です。こちらが海外へ行くときも外国人が日本を訪問するときもできるだけ、楽しんでもらいたいです。自国語を使って、家族や友人と話し合っているのは、ほほえましいです。2010年6月20日 雨宮 舜
自分でも書いた後で違和感があって、何がいけなかったのだろうと、考え直してました。すると、わかったことは、やはり、状況によるということです。
銀座の横断歩道で、母国語で話し合っている観光客に割り入ろうとは、私だって思いません。ただ、日本人客がいるのに、大声で私事を話していることに違和感を、持ったわけです。
それと、英語の会話に割って入ったケースは、彼、彼女たちが、上司の悪口で盛り上がっていたから、「油断大敵ですよ。壁に耳ありですよ」とからかいたくなってしまったのです。あまりにも楽しそうで、はしゃぎすぎていて、しかも内容が、面白すぎるから辛かったのです。批判は、見事に、その上司(あらフォー世代の女性)の特徴をうがっていました。
上司とは、中間・管理職で、先生方を、どこに派遣するとか、グループの場合は、何人の生徒を一緒に指導をさせるかを決める人です。私は一般論から言っても、女性の上司は、例の月経の問題等もあったり、上役に気に入られているからポストもらったりするケースもあるから、懐の深い人がいる可能性は、男性の上司に比べれば、割合として少ないだろうと、は、思います。
でも、今考えると、当時、飛ぶ鳥を落とす勢いでコマーシャルを展開していたベルリッツ(語学学校)の、外人の先生たちだったかもしれないのです。あの会社は、その後破産をしました。その結果、ここで、会話を交わしてた先生方は給料も、もらえなかったのかもしれません。ほかに、生徒の前払い金も返還できないと、聞いていますので、もともと、企業モラルが低かったのかもしれません。そういう企業内で、場当たり的に働いている中間管理職だったら、批判をされても当然だったかもしれません。
実情はどうだったかは、今はわかりません。
ただ、私自身は、ニューヨークの版画工房で、こういう問題を考えたことがあって、それで、余計に、気がつくのです。
そこでは、日本人の女性が威張っていました。つまり、日本人は組織能力や、管理能力が優れているので、後から入っても、数年のうちに、場を牛耳ってしまうのです。そしてうまく考えて、自分だけはお金を出さないで、工房を使えるシステムを作り出してしまいました。資本金は出していないし、所長が雇ったわけでもないのに、スタッフとして、振舞っていたのです。「ほかの人とは違うのよ。上なのよ」と言う雰囲気をかもし出していたのです。
彼女が提案したシステムとは、電話番と掃除をするかわり、使用料を払わず、無料で使えるというシステムです。その結果、お金を払わない風潮が、全員に広まってしまいました。一見すると、良い思いつきです。その上、彼女の威張っている雰囲気に恐れをなして、だれもしっかりした抗議をしないので、そのシステムがそのまま進行して、版画工房そのものがつぶれてしまいました。こうなると、功罪のうち、『罪のほうが大きかった』と、なります。私は、後入りの後入りで、しかも三ヶ月で帰るので、何も口出しをしませんでしたが、いずれ、つぶれることになるだろうなあと、わかりましたが、その時期は思いがけず、早かったですね。
その女性が工房の中で、私以外の日本人と、特別に大声で話しあっていたのは、いやな事として、記憶に残っているのです。
自分たちだけがわかる言葉を、判らない人たちの間で使うのは、気をつけたほうがよいという信念を抱きました。
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ただし、観光客として、振舞うときは別です。こちらが海外へ行くときも外国人が日本を訪問するときもできるだけ、楽しんでもらいたいです。自国語を使って、家族や友人と話し合っているのは、ほほえましいです。2010年6月20日 雨宮 舜