新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

最初のBlogから8年になります

2014-07-06 18:15:12 | Weblog

こんばんは

 

さて、本日7月6日は最初のBlogである「眠らない医者の人生探究劇場」を始めた日になります。2006年7月6日に初めてから8年になります。

 

当初、このBlogは主に「医療制度」「医師不足」問題を取り扱っておりました。

 

「眠らない医者の人生探求劇場」から2周年です:応援ありがとうございます

 

当初と異なり、少し医療制度や医師不足に関する記事が減ってしまいましたが、それでもそういう目線で今の医療を見続けております。医療制度問題を通じて多くの方々と知り合い、またblogを通じて多くの皆様と接することができうれしく思っております。

 

今は自分自身の体力や家族との時間、臨床と研究の間でなかなかblogの時間が取れずに更新頻度が低下しておりますが、それでも多くの皆様に応援していただいていることに感謝いたしております。

 

これから9年目になりますが、皆様引き続き応援をよろしくお願い申し上げます。

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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いつまでこの体制なのか?

2014-07-06 17:07:11 | Weblog

こんにちは

 

最近、研究はほとんどせずに病棟業務主体でやっております。というか、再び僕が病棟患者さんの6~7割を担当しているような・・・。

7月一杯で臨床(病棟業務)からは手を引いて、8月からは研究に・・・という話でしたが(というか、もっと研究に早くうつれというような話でしたが)、現実的にはできないだろうなぁと思っているところです。

 

スタッフ数が少ないので、専門研修医1名だと無理でしょうし・・・(助教の先生が加わっても穴ができるでしょう)。僕のころでさえ今の教授・講師、僕の3名体制でしたしね(それで1年間で病院に行かなかった日が1日しかないという悲しい現状がw)。その僕の時よりも厳しくなるので、僕以上の精神力・体力が要求されてしまうわけです。

 

そしてスタッフの先生も少ないから講義・臨床現場・会議などのdutyを行うだけでもかなり大変そうなのに、どうするんだろうかと思う今日この頃です。というか、本当に僕が素直に下がっていいのか…とも思いますし、そういう約束・・とも思いますし。

 

患者さんのことを考えれば病棟残留、自分の研究などを考えるとそろそろ手を引かないとどうしようもなくなると思っています。というか、だんだん腹立ってきました。

 

いつも突発事項に対応しておりますが、「お疲れ」とか「ありがとう」とかいう話はないですしね~(笑

 

まぁ、そんな言葉が欲しいわけではないのですが、これが当然と思われるのは腹が立つというだけです。当直の空きができたところに僕が毎回入っていますが、僕が当直を絶対にしなくてはいけないという理由はなく(別に当直代が払われるわけでもないですし)、嫁さんには「また~」と言われるし、それでも仕方がないと思ってやっているわけですが(笑

 

内科系の複数の診療科で医師数が少なくて問題が発生しているのに、医師数を増やすことを認めない「上層部(病院よりも上のほう)」に関しては「ここの大学病院の内科系が崩壊した後の責任はとれよ」と思ってしまいますよね(笑

 

まぁ、医師が増やせない→残った医師に負担増→辞める人増えるとの連鎖だと思いますが、そもそも魅力がないんですよね。うちの大学病院。それを多少魅力のある体制にできるかは、負担が少なくとも一定以上にならないことだと思うのですが。あとは待遇面で上げるか・・・

 

待遇が悪いからバイトに行ってるところもあるわけですが、医師数を増やすならバイトに行くなという話が出たとかなんとか。バイトに行く余裕があるだろうとw

そうすると一般的な病院よりも待遇がかなり下がるから誰もうちの大学にきません。そうやってどんどん悪循環に入っているようです

 

まぁ、診療科によっては十分な医師数はあるのでしょうけど、ないところはないし。当直の制限を始める診療科や僕が個人的に「あそこの診療科は入院診療はどうするつもりだろう」と思う診療科などいろいろありますしね。

 

結局、患者の制限という話になるのだということですが…、血液内科が一番制限しにくい。どこも少ないですからねぇ。

 

と、まぁちょっとした愚痴でした。僕もあと数年でいなくなるのでしょうけど、今後はどうするんでしょうかね。どう後輩たちの面倒を見ていくのかしら・・・?

 

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