Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

大津カトリック教会

2011年11月25日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

大津のカトリック教会。

和洋融合した、なんとも言えないスタイルです。 

日本的な青色の瓦に、天守閣のような造り・・・
昭和15年に建てられた教会です。
日本人に受け入れてもらいたい、という気持ちで作ったのでしょうか。 



中に、静かに座っている方がいらしたので、
あまり、シャッターの音をさせるのもと思い、
細かな画像はないのですが、
こちらの教会、ものすごく細かくて綺麗なタイルがたくさん使われています。
玄関の床も階段も全て、2cm四方くらいの可愛いタイルが貼られています。 



内部は、このアーチが連なっているのですが、
この模様の部分も小さなタイルです。 



なんだかユーモアさえ感じさせる教会で、
もし近所にあったら、ちょっと気軽にお祈りに行きたくなる教会でした

 




明日は、久しぶりに京都へお出かけする予定です♪

 

 

 

 

 

 

 


旧大津公会堂と、他大津の洋風建築

2011年11月25日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

ランチのお店から目的の、びわ湖大津館へ向かって国道を走っていると、
自然と目が吸い寄せられる雰囲気の建物。 




旧大津公会堂の建物で、今はレストランが数軒入る商業施設になっています。
1934年(S9)に、大津市の計画で建てられた建物で、
市の土木課課員、石原技師によって設計されました。 



明治後半になって、西洋化を推し進めた日本で、
昭和初期には、地方自治体の市の職員が
このような存在感のある建築を設計出来たということにびっくり。 



外壁は、私の好きなスクラッチタイル。
とても深みと温かみを感じます。 

私は、こういうアーチ型がすごく好きなのですが、
なかなか、このアーチを作るのって難しいのだそうです・・・

 

大津、浜大津周辺にはいくつか目を惹かれる建築があります。
まず滋賀県県庁舎。



1939年(S14)に佐藤功一設計、大林組の施工。
佐藤功一は、幾つかの県庁舎建築を手がけていて、
また、早稲田の大隈講堂、日比谷公会堂が代表作です。

 

そして、県庁のすぐ横に滋賀県体育文化館(武徳館)
1937年(S12)三井道男設計の鉄筋コンクリート造りの建物です。

前出の、旧びわ湖大津館と、とても似ていると思いますが、
この三井道男は、旧びわ湖大津館、丸の内の明治生命館を手掛けた
岡田信一郎設計事務所で働いていたことがあるそうです。ナルホド・・・

こちらは、フェンスで囲われていて、かなり草木も茂っていました。
老朽化のため、閉鎖、取り壊しが予定されているみたいです・・・

駅からも近い場所なので、なんとか素敵に蘇らせて
再生して欲しいと思います。