UPが、とても遅いですが、先々週末は関空の先にある、
田尻歴史館へ出かけました。
歴史館と名付けられていますが、
旧谷口房蔵邸、1922年 (T11)に建てられた洋館、
和館が建てられています。
大阪は繊維の街として有名ですが、
谷口房蔵氏は、この田尻町で生まれ、
「綿の国で生まれた、綿の王」と称された人物です。
もともとは、谷口氏が経営する紡績工場があった場所で、
来訪者を出迎えるための迎賓館として建てられました。
和風な門構えの向こうに、瀟洒な洋館が見えます。
ドイツのユーゲントシュティル系スタイルとされています。
英訳すると、ヤングスタイルとなるそうなんですが・・・?
谷口房蔵氏は、15歳の頃から苦労を重ねていますが、
故郷である、この田尻町を紡績業で豊かにするために
綿を仕入れるための港、輸送するための鉄道の導入、
そして教育のために尽力したそうです。
綿を仕入れるために作られた港は、
今、漁港になっていて、朝市などで新鮮な魚が買えるようになっています。
また、以前訪問して、素晴らしい建築と感じた
大阪・綿業会館の設立にも、谷口氏が尽力しています。
お庭から見ると、一層素敵です。
次回は素敵な内部のご紹介です。