Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

神戸 税関

2012年11月17日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

神戸の港の玄関口、税関。

江戸幕府が200年の鎖国に終止符を打って開国。
函館、新潟、横浜、神戸、長崎の5港を開港、
船の出入りを監視、輸入貨物などの税金を徴収するようになりました。

1868年(慶応3)の開港当時は兵庫運上所という名称でしたが、
1873年(M6)に、各地の運上所は、税関と統一されました。

鎖国を続けていた日本が、
外国の船を迎えるのに、恥ずかしくない建物でなければ、
と当時の大工の棟梁たちは必死で造ったそうです。

三ノ宮からフラワーロードを南下すると見えてくる威厳のある佇まい。
こちらは、2代目で、1927年(S2)に建てられました。

設計は、大蔵省営繕課。当時日本最大の税関だったそうです。

阪神大震災で半壊しましたが、
その後、このタイルと花崗岩で造られた外観と内部のホールを
完全な形で保全して修復されました。

神戸三ノ宮、旧居留地は、本当に素敵な洋風建築が
たくさん建ち並んでいたそうです。
阪神大震災で、ずいぶん被災、取り壊しされた建物も多いのですが、
一生懸命保存活動をされて、修復されて、
素敵なお店が入っています。
神戸の街並みが綺麗だな~と感じるのは、
こういう建物が多く残されているからと思います♪