洋館ミステリーのお芝居は、旧パナマ領事館から、
山手八番館、北野外国人倶楽部を移動しながら、
うろこの家に回って来ました。
うろこの家は、やはりシンボリックな異人館ですね
もともとは、旧居留地に、外国人向けの借家として建てられた住宅です。
大正時代に今の北野に移築されました。
うろこの家と呼ばれるようになったのは、
壁に石がうろこ状に貼り付けられているからですが、
この石はスレートと言われ、東京駅の復元のニュースでも有名になりました。
日本にある西洋建築で使われている、スレートの産地は、
唯一、一箇所、宮城県石巻市雄勝町というところです。
東京駅を造った辰野金吾氏が、明治時代に雄勝町のスレートを視察してから、
人気が高まったそうです。
昨年復元された東京駅で、屋根も新しいスレート葺きにされましたが、
完成間近の東京駅に送る直前に、東日本大震災がおき、
ほとんどが流されてしまったと、されていましたが、
その後、瓦礫の中から、奇跡的に、7割近い、新東京駅用のスレートが見つかり、
無事に復元完成したのです。
うろこの家は、国の登録有形文化財で、
展示物も、すばらしい美術品がいっぱいです。
以前も見に来たことがありますが、またゆっくり見たくなりました。
うろこの家のさらに上に、似たような塔を持つ洋館が建っています。
今は、「展望塔の家」と呼ばれているそうですが、
阪神大震災で被災してから、無人、閉鎖されて痛みが激しくなってきています。
塔の部分の壁は、うろこの家と同じ、ウロコ状になっています。
北野のいちばんの高台に建ち、とても美しい異人館なので、
公開が再開されたらいいなと思っています。。。
写真を探していたらありました~♪
1988年、友人たちと遊びに来た頃のもの。
古い写真ですが、美しいのがよく分かります。
当時、見学したと思うのですが、その写真はありませんでした。残念。
うろこの家から、また最後に、旧パナマ領事館へ戻ってお芝居が終わりました。
北野を歩いて、ランチに入ったのが、こちらのお店♪
通りかかって決めたのですが、
少し遅い時間だったので、ラッキーでした。
ランチの前菜が、15種類も盛られていて、感激~美味しい~
パスタも、ソースの味がしっかり、麺とも良い感じに絡んでいて満足感大でした