ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

大祓に備える風のチガヤさん

2012-06-30 05:58:15 | 里山に捧ぐ
 今日は、6月30日、大祓(おおはらえ)の日ですね。
神社さんでは、草を束ねた大きな輪をくぐる、茅の輪(ちのわ)くぐりという神事が執り行なわれます。
その茅の輪の茅(ちがや)さんこそ、こちらの草むらさんでございます。
この白い穂こそ、ちがやにちがいやない。



などと、迷言を発したような半年を祓うような、白い綿毛さんです。
神事の素材になるということは、昔の人が、何かピンと来たものがあるのでしょう。



 さて、こちらは昨日の夕方、茅のお庭は、近くの休耕田さんです。
何年か前に、こちらの茅が、大きな神社の茅の輪用に刈り取られたこともあります。
しかし、茅を褒められるということは、嬉しいやら恥ずかしいやらというのが、農家さんの心情。
世界的に、雑草さんのホームラン王なのですから。

何しろ、根っこもとんがって、強靭です。
去年は原発の汚染水の仮設の樹脂パイプを突き破りました。
お百姓さんの普通の知恵さえあれば、防げた事象でございます。



この一角では、ススキさんも繁茂しています。
穂も良いですが、風にそよぐ青葉の波も美しいもの。
祓いのお風でしょうか。

 ちなみに、祓というものは、ただ単に、汚れを取り除くというものではないようです。
風が、すべてを揺り動かします。
そこで、何かゆがんだものが、元に戻り、本来の生命力が戻るというような、或る作用なのかもしれません。



そんな、祓の草むらさんにて、蒲の穂さんがデビューしました。



吹く風さんとともに、結んで、開いてしています。
それにしても、一日雨の予報が、この見事な青空とは。
これからは、天気予報士さんの、そのまた的中予報士さんを養成すると良いと思います。



お月さんは、頭上でマイペースです。
天体の暦は、確かです。


お陰さまで、今朝も明けまして、午前4時。
古名朝顔さんこと、キキョウさんが東を向いて、お天道様を待ちわびます。
自生種よりも一月早く開花します。
遠くの方でヒバリさんが、ピーチクパーチク既に全開です。



とりあえず、栗の枝先の金星さんが、間を取り持ちます。
こうしてアップして拝見すると、金星さんが、どんどん動きますね。
つられたように、カルガモさんが二羽、あわてて南西に飛んでいきました。

いやはや驚きました。
人間さんも、しっかりしないと。
ホーホケキョさんが、こだましました。



風去って祓われた茅さんの今朝の姿。
水滴まとって、今度は禊。
ひっそりとした風景に、今度はコンコン。

近くの森から、響く槌音。
このコンコンさんは、キツネさんではなく、きつつき系のコゲラさんのお仕事です。



早起き鳥になりすます人もあり。
朝寝の猫になりそこねたバッタさんもあり。
祓の朝の草の園、生きとし生ける皆さんの、あるがままのお姿でした。
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