ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

秋の里山、林道の坂道を登る

2011-10-22 06:44:54 | 里山に捧ぐ
 今日は土曜日、茨城・笠間は、雨が本降りです。
一雨ごとに深まる秋、今日の土曜版では先日の記事の林道のご案内です。
よく晴れ上がった午後でした。

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 ヒノキさんの林を抜けていきます。
手入れが十分とは言えず、山の斜面の木立は暗く・・・。
ふと見れば、木立の合間に小さな尾根に、明るい幹肌が。
実生のアカマツさんがこんなにも大きく育ち、得意げに舞っておるではありませんか。
これぞ里山ヒノキ舞台、松の精の舞でございます。

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 オトコヨウゾメさんも、名脇役の舞。
主役が引き立つのも脇役さんあればこそ。
雑木のお庭でも名脇役でおなじみです。

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 ノダケさんも幻想的な舞です。
円熟・完熟の秋近し。
光が幻想的なのはレンズのチリのせいでしょうか。
チリも積もればヤマトイモです。

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 北斜面から南に向かって、名も知られない坂を上っていきます。
湿気を帯びた苔むす、アスファルトに人影無し。
今日のこの坂の名は、迷わず苔坂。
コケないように慎重に歩く青葉です。

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苔坂ですから、排水側溝にもコケさん繁茂。
ちなみにこの排水のコケさんはハイゴケの一種です。
アスファルトもコンクリートも苔むす苔大国の日本です。
この美しい苔大国が、こけたい国にならないように、自然さんの恵みに感謝したいです。

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 峠を越えて、雑木林。
中央はアオダモさん、右後ろは、コナラさんの幹です。
右向けー、幹!なんて、一人芝居の青葉であります。

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 気分転換すると、余計な力も抜けて、仕事もうまくいきますね。
お陰さまで、無事完了。
夕日も美しい、茨城笠間の里山でございます。

【編集後記】

 昨日の英語版では失礼いたしました。
普段、主語を省略する日本語ですが、「私」が僕であったり、拙者であったり、おいどんであったり。
古今東西、さまざまな一人称単数があるのも、多様な日本語の一面ですね。
英語では、「あなた」は一種類、神様も悪友も皆、ひとつの言葉です。

自動翻訳サービスも困難が伴いますが、有難く使わせて頂きます。
現状は、たとえば・・・
ありがとう。
どうもありがとう。
ありがとうございます。
と、三つ連続で入力しますと、出てくるのはこちら、
Thank you.
Thank you.
Thank you.です。

 貴重なコメントをお二人の方から頂きました。
まことにありがとうございます。

二十世紀には、世界の言語の数が半分に減ったそうです。
これからも減る予測が立てられております。
そういう時代でも、この日本語で自然さんを感じることができる境遇に感謝します。

先日、英語について書かれた、主張のある本 を読みました。
本の内容については論じませんが、母国語は大事ですね。
己自身と己の周りの自然さんを、まずは母国語でしっかり認識したいものです。
その上で、インターネットという英語圏の効能にも感謝しながら、里山のご縁が広がれば幸いです。

 お読み頂きまして、ありがとうございます。
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