
花の都でiPadシリーズも、大詰め。

再び、コースは梅林坂へ。
寒梅さん香る、有り難い皇居の北東。
地下鉄竹橋駅前より平川門を入ると、じきにこの坂に掛かりますが。

こんな感じで、皇居は案内板が懇切丁寧。
頷きながら、謂れを学びつつ、坂を上れます。

それにしても、やはり重厚。
城址を歩くこと多いブログ主ですが、やはり別格。
普段はお城に無関心な人でさえ、この大仕事の破格さには圧倒されるでしょう。

左右を石垣が支える大きな坂を、一歩一歩上るにつれて。
大仕事に臨んでも決してもひるんではならぬ、と。
先人さんの信念の声が、石の間から響くようです。

さて、上り切るとしばらくは穏やかな道。
下草や落ち葉の扱いも、自然で良い感じです。

ついでにこちらの、画像中央。
鏡餅に載せる、ダイダイさんの丸い実一つ。
枝にある実物を拝見できるのも、有り難い御縁。

さて、時間が押してきましたので、先へ急ぎます。
これから江戸城の中心部へ向かいますが。
右手にそびえる石垣が、江戸城の天守台です。

ううむ、さすがに大きい。
てっぺんのクロマツさんも巨木なのですが、小さく見えてしまいます。
早速、胸躍らせて上らせて頂きました。

虎口を振り返りますと、現状はこんな感じです。
天守台は、思いがけず混雑は無し。

皆さん、空間を楽しむように、くつろいでおりました。
何か、不思議な感じがしますね。
平日ならば、向こうの丸の内の空中オフィスには、人間さんがひしめいているはず。

こうべを垂れて、石垣の修復状況を拝見。
なぜ、焼失した天守が再建されなかったかの論考は多々あるようですが。
今朝はそれにはふれず、この威容を、ただただお伝えできれば幸い。

石垣に守られるようにして、虎口を戻りますが。
げに、言葉は無用のスケール。
そして。

眼下に広がりますのは、江戸が昔に中枢であったエリア。
でかい。
でかい割に、休日である割に、日本晴れである割には、人が少なすぎるような。

それから、さらにこの道を進み。
ツワブキさんの艶を愛でつつ、昨日の雑木林に向かったのですが。
人影は、本当に少ないですね。

本当に、こんな感じなのですから、もったいない。
まことに、もったいない花の都のお宝エリア。
そして、ああもったいないと撮る人の後ろから、有り難い昭和の雑木林を再び。

ここに立ちますと、まさに大東京が窒息しないための通風孔の印象。
南方熊楠先生も喜ぶような、皇居と明治神宮の森のお陰様で。
無事に今日も息をしている、平成日本の首都なのでした。
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が、入場無料で交通至便でも関わらず、まだまだ知られていないようですね。
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