ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

iPad手に花の都の御神域へ④

2019-01-19 07:51:03 | わが里の飯田城址ほか中世城館の記
 
花の都でiPadシリーズも、大詰め。



再び、コースは梅林坂へ。
寒梅さん香る、有り難い皇居の北東。
地下鉄竹橋駅前より平川門を入ると、じきにこの坂に掛かりますが。



こんな感じで、皇居は案内板が懇切丁寧。
頷きながら、謂れを学びつつ、坂を上れます。



それにしても、やはり重厚。
城址を歩くこと多いブログ主ですが、やはり別格。
普段はお城に無関心な人でさえ、この大仕事の破格さには圧倒されるでしょう。



左右を石垣が支える大きな坂を、一歩一歩上るにつれて。
大仕事に臨んでも決してもひるんではならぬ、と。
先人さんの信念の声が、石の間から響くようです。



 さて、上り切るとしばらくは穏やかな道。
下草や落ち葉の扱いも、自然で良い感じです。



ついでにこちらの、画像中央。
鏡餅に載せる、ダイダイさんの丸い実一つ。
枝にある実物を拝見できるのも、有り難い御縁。



 さて、時間が押してきましたので、先へ急ぎます。
これから江戸城の中心部へ向かいますが。
右手にそびえる石垣が、江戸城の天守台です。



ううむ、さすがに大きい。
てっぺんのクロマツさんも巨木なのですが、小さく見えてしまいます。
早速、胸躍らせて上らせて頂きました。



虎口を振り返りますと、現状はこんな感じです。
天守台は、思いがけず混雑は無し。



皆さん、空間を楽しむように、くつろいでおりました。
何か、不思議な感じがしますね。
平日ならば、向こうの丸の内の空中オフィスには、人間さんがひしめいているはず。



こうべを垂れて、石垣の修復状況を拝見。
なぜ、焼失した天守が再建されなかったかの論考は多々あるようですが。
今朝はそれにはふれず、この威容を、ただただお伝えできれば幸い。



石垣に守られるようにして、虎口を戻りますが。
げに、言葉は無用のスケール。
そして。



眼下に広がりますのは、江戸が昔に中枢であったエリア。
でかい。
でかい割に、休日である割に、日本晴れである割には、人が少なすぎるような。



それから、さらにこの道を進み。
ツワブキさんの艶を愛でつつ、昨日の雑木林に向かったのですが。
人影は、本当に少ないですね。



本当に、こんな感じなのですから、もったいない。
まことに、もったいない花の都のお宝エリア。
そして、ああもったいないと撮る人の後ろから、有り難い昭和の雑木林を再び。



ここに立ちますと、まさに大東京が窒息しないための通風孔の印象。
南方熊楠先生も喜ぶような、皇居と明治神宮の森のお陰様で。
無事に今日も息をしている、平成日本の首都なのでした。
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が、入場無料で交通至便でも関わらず、まだまだ知られていないようですね。
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