ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

風が巡るようにお手入れです

2012-06-26 06:03:17 | 庭の仕事誌
 カエデさんのお手入れをしました。
木へんに風と書くように、風に揺れる葉の姿は、楓ならではのもの。
小枝の密なところを透かすように、風の通り道をこしらえます。


 
 大きい葉っぱが印象的な、近ごろ人気のハウチワカエデさんです。
奥日光の竜頭の滝さん界隈で、自生するお姿を拝見した記憶があります。
もともとは、谷間のカエデさんなのですね。

水気を欲しがりますし、強い照り返しは苦手です。
街中で弱っているお仲間のお姿も、しばしば拝見します。
そうならないように、このお庭では柿の木さんの木陰を選びました。



楓さんの剪定は、水揚げが止まる晩秋がベストです。
軽い剪定ならば、今の時期でも大丈夫です。
今回は、或る、大切なご来客をお迎えするということで、枝を整えました。



水場の周りには、葉っぱも枝も小ぶりな、コハウチワカエデさんもあります。
こちらのほうが、一般には扱いやすいようです。



まめにお掃除されていますから、足元が綺麗です。
楓さんが元気な環境ならば、お掃除によって苔さんが自生して、さらに美しくなるものです。
楓の足元は、自生の苔がベストかもしれません。
夏場の大敵、カミキリムシさんの食害も、兆候のおが屑をいち早く発見できます。



コハウチワカエデさんは、大昔から我が家にもあります。
半世紀前に、元・盆栽を地植えした状態で、庭先にありました。
その後、有為転変、今は、草土手の主に納まっています。



おが屑を発見しにくい足元ですが、この株は山の縁で元気一杯ですから、大丈夫です。
樹が元気ならば、カミキリムシさんの幼虫を、樹液が呑み込んで防護します。
そこで虫さんたちは、街の中などで、勢いの弱った株をもっぱら狙います。
薬でうんぬんよりも、湧いてくる元気があれば、虫さんも避けるというお話です。

 それにしても、低温のために、今年は虫さんが少ないですね。
今朝も寒い笠間、水戸では10度と、ラジオさんの声。
お天気は良くなる見込みです。



栗園さんの今朝の5時前。
早朝のお花見も、そろそろ見納め。
既に昇ったお天道様が、晩生品種の雄花さんを照らしておりました。
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