ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

盆地の隅から国見のお盆です

2017-08-16 08:12:11 | どうなる景観・笠間市有林(旧大池田村有林)メガ問題
 鎮守さんの杜に。



天蚕ことヤママユガさんの繭ひとつ。
雨続きで、ちょっと汚れながらも。
また晴れれば、繊維のダイヤモンド(→こちら)は輝くでしょう。



ご本人は、無事に羽化できたようです。
春の飯田城址ご案内でも見かけましたが、里のそこかしこに生息しているようで。



鎮守さん出身の一頭も、どこかで生き続けて下されば幸い。
と、念じつつ、今朝はちょっと歩きました。


 こんなふうに、高台から、地形の確認。
正面に見える笠間のシンボル、お城山こと佐白山のこちら側で、涸沼川と飯田川は合流します。
その合流点のすぐ北西部から、北に向かって台地が続きます。



台地の先端から地形の背骨を貫くように、地域の一宮こと大井神社さんが鎮座。
巨木の森が覆う参道の両側の畑は、ここしばらくは耕作放棄地でした。
ソーラーの話もあったようですが、近年のワイン造りの動きに賛同されて、ただ今は葡萄畑の準備中。



引いて見ると、こんな感じです。
川の合流点と田畑を見下ろす台地の上に鎮座する、鬱蒼とした古社の森。



ちょっと近づいて、さらに引いたレンズで撮りましたが。
台地というよりも、正確には尾根の先端部。
素直に地形を辿れば、自ずから導かれるように、やがて山頂に至ります。



さらに、蕎麦畑さん越しに、北へカメラを回して。
尾根のつながりを辿りますと。



やがて、拙宅の裏山の主峰こと笠間市有林につながります。
古社の奥山は御神体という話は、しばしば聞きますが、山頂にはそれらしき形跡は不明です。
但し、画像右端の飯田城址近くには、以前、現在の三瓶神社の御末社こと御城稲荷さんが祀られていたとか。



 ちなみに、同御末社として、白山さんと厳島さんが祀られておりますが、この両社さんの詳細は不明。
明治の神社合祀令以前の記録につきましては、ブログ主は未だ存じ上げません。
但し、主峰の北隣の石寺の里には、今なお白山神社さんが鎮座されております。



いずれにしても、大切なことを考える時には、地勢を見ることが大切と。
そのお山の後ろから、画像の中央奥、国見山さんもほほ笑んだような。
ちなみに、有り難い山頂からの画像を再録いたします。



お山から見返すほどに、地形と歴史の特性を考慮しつつ、巨大計画を慎重に検討する必要あり。
殊に、古社の奥山にして、観光笠間の景観のポイントでもある笠間市有林こそは。
有難い御神体と、皆様の御シンタイに影響無きよう、なんとか無難となりますよう念じております。
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