２０２４年 １２月 ２２日礼拝メッセージ要旨

ルカ2：1ー16　　　　　　　　

救い主がお生まれになりました

鈴川キリスト教会牧師
川崎　廣

　クリスマスはイエス・キリストの誕生をお祝いする季節です。最初のクリスマスは、今から約2000年以上前の出来事でした。

　救い主の誕生
　救い主を妊娠したマリヤとその婚約者のヨセフは、イエス・キリストがうまれたベツレヘムから100㎞以上離れたナザレの町に住んでいました。ところが、当時のパレスチナを支配していたローマ皇帝アウグストが、その支配地域の人口調査をする布告を出したのです。マリヤとヨセフはダビデ王の子孫で、ベツレヘムの出身でしたので、生まれ故郷に帰って人口登録をすることになりました、ヨセフは身重のマリヤを連れて、ベツレヘムに行きました。旅先でイエス・キリストが生まれたのです。その時は、旅館は満室で、家畜小屋での出産となりました。その夜イエスキリストの誕生を最初に知らされたのは、貧しい羊飼いたちでした。主の使いは「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」と伝えました。
　イエス・キリストは、全世界の人々の救い主として、王宮ではなくもっとも低いところでお生まれになったのです。

分かち合いのために
今年一年の感謝を分かち合いましょう。互いに分かち合って下さい。

今週の聖句
　御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」（ルカ 2:10-12）

２０２４年 １２月 ８日礼拝メッセージ要旨

ルカ8：16ー21　　

霊的な家族関係

鈴川キリスト教会牧師
川崎　廣

　私たちの生活に嬉しいことがあったら、それを隠しておくことはなかなか難しいことです。すぐに、それを誰かに話したくなるでしょう。私たちがイエス様を自分の救い主と信じて、神様の家族に入れられたことは、すばらしいことですから、それを隠しておくことはなかなか難しいことです。イエス様の弟子としての生活の影響は周りの人々にすぐに表れてくるでしょう。イエス様はそれは丁度明かりを燭台の上につけたようだと言われました。
　イエス様が多くに人々に囲まれてお話しをしていたときに、イエス様の母親と兄弟が会いに来ました。ところが多くの群衆のために近寄れませんでした。そのことをきっかけにして、イエス様は霊的な家族関係について次のように言われました。「わたしの母、わたしの兄弟たちとは、神のことばを聞いて行なう人たちです。」　イエス様は神の家族に加えられた人は、神のことばをどのように聞くかと言うことだけではなくて、それをどのように実行しているかが大切だと指摘されました。私たちは信仰を持ったら、その瞬間からすべてのことがうまく出来るようになるわけではありません。失敗もするでしょうし、つまずくこともあるかもしれません。しかし、一つ一つ、みことばを行うことにチャレンジしていくときに、必ず成長するのです。誠実にみことばを実行することにチャレンジしましょう。

分かち合いのために
今週度のようなみことばを行うように、チャレンジを受けましたか。それを実行できましたか。互いに分かち合いましょう。

今週の聖句
　ところが、イエスは人々にこう答えられた。「わたしの母、わたしの兄弟たちとは、神のことばを聞いて行なう人たちです。」
（ルカ 8:21)

２０２４年 １２月 １日礼拝メッセージ要旨

ルカ8：1ー15　　

みことばの種を実らせる

鈴川キリスト教会牧師
川崎　廣

　イエス様の弟子としての生活の秘訣は、聖書のみことばを生活の中にどのように適用するかに懸かっています。イエス様は、そのことを種まきのたとえで説明されました。イエス様は、みことばに対する受け止め方を、４つに分けて説明されました。
１．道ばたに落ちた種のような状態。みことばを聞いても、すぐにサタンに持ち去られてしま
　　い、何の変化も起こらない。
２．岩の上に落ちた種。聞いたときには喜んで受け入れるが、試練の時に身をひいてしまう。
３．いばらの中に落ちた種の状態。みことばを聞いても世の心づかいや、富や快楽によってふさ
　　がれて、実が熟するまでにいたらない。
４．良い地に落ちた種。正しい良い心でみことばを聞くと、それをしっかりと守り、よく耐え
　　て、実を結ばせる。
　私たちは、みことばに対する態度がいつも良い地のようになるように心がけましょう。そうすれば祝福された主の弟子としての生活を送り、みことばにより生活の変化を体験することが出来るようになります。

分かち合いのために
毎日の生活のなかで、みことばを素直に受け止めて適応していますか。今、何が必要でしょうか。互いに分かち合いましょう。

今週の聖句
　しかし、良い地に落ちるとは、こういう人たちのことです。正しい、良い心でみことばを聞くと、それをしっかりと守り、よく耐えて、実を結ばせるのです。
（ルカ 8:15)

２０２４年 １１月 １７日礼拝メッセージ要旨

ルカ7：36ー50

罪赦された喜び

鈴川キリスト教会牧師
川崎　廣

　クリスチャン生活のすばらしさの一つは、罪の赦しを得ることです。私たちは過去の生活の中で、ぬぐい去ることの出来ないような、汚点を持って生きています。しかし、私たちがその罪をイエス様に言い表し、悔い改めて、イエス様の十字架を自分の罪の身代わりの死であると信じるなら、神様はそれをすべて赦してくださると約束してくださっているのです。それだけではなく、神様とのすばらしい関係が回復し、永遠のいのちを受けるのです。なんとすばらしいことではないでしょうか。私たちはこの喜びと感謝をどのように表すことが出来るでしょうか。
１．罪の赦しにたいする喜びと感謝の度合いは、罪の自覚の度合いによって決まる。
　イエス様に出会った罪深い女は、自分の罪がどんなに大きかったかを自覚していた。
２．喜びと感謝は、具体的な行動に表される。
　その家の誰よりも、その女はイエス様に感謝を表す具体的な行動を実行した。
３．赦しは愛のみなもととなる。
　イエス様は、その女はよけい愛したと評価された。
４，恵みと信仰による救い。
　イエス様は、最後に、救いは、信仰と主の恵みによるものであることを確認された。
　あなたは、罪の赦しの喜びをどのように表していますか。

分かち合いのために
　毎日の生活のなかで、救いの喜びと感謝はどのように表現されているでしょうか。互いに分かち合いましょう。

今週の聖句
　しかし、イエスは女に言われた。「あなたの信仰が、あなたを救ったのです。安心して行きなさい。」
（ルカ 7:50)

２０２４年 １１月 ３日礼拝メッセージ要旨

ルカ7：18ー35　　

評価の視点

鈴川キリスト教会牧師
川崎　廣

　私たちの毎日の生活の中で、日々接する人々をどのように評価するかは、大切な要素です。イエス様は、救い主としてのイエス様の道備えの役割を果たしたバプテスマのヨハネを、「女から生まれた者の中で、ヨハネよりすぐれた人は、ひとりもいません。」と評価されました。この時代の人々のヨハネに対する評価は様々でした。しかしイエス様は、その時代の人々の評価とは全く違った評価を下されたのです。
　イエス様の評価基準は、人前にどのようなことをしたかではなく、神様の目から見た評価でした。実は、これこそが私たちの人生の最後に神様が私たちを判断される評価です。人前にどんなに高い評価をもらっても、神様の前に評価されない人生はむなしいものです。
　私たちも、日々周囲の人々の評価で一喜一憂するのではなく、神様にどのように評価されるかに関心を持つ生活をしたいものです。
　イエス様は、イエス様を信じて、神の国の国民として新しい人生をスタートした人は、その中で一番小さい者でもバプテスマのヨハネよりもすぐれていると評価されました。
　自分自身に対し、また周囲の人々に対するあなたの評価基準はどうでしょうか。

分かち合いのために
　毎日の生活のなかで、あなたはこれまでどのような評価基準で周囲の人々を評価していましたか。これからはどうしたらよいでしょうか。気づいたことを互いに分かち合いましょう。

今週の聖句
　あなたがたに言いますが、女から生まれた者の中で、ヨハネよりもすぐれた人は、ひとりもいません。しかし、神の国で一番小さい者でも、彼よりすぐれています。（ルカ 7:28)