2012年9月16日礼拝メッセージ要旨

　　　　　　　　　　　　　　～ご聖霊による識別～
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鈴川キリスト教会顧問牧師　川崎　廣
使徒13:4-12
　　　　　　　　　　　　　
　私たちの毎日の生活の中におこる事柄には、表面に現れていることだけではなく、その背後にある霊的な影響力を受けていることがあります。そしてその霊的な影響力は、良いことだけではなく、この世界を造られた神様に逆らい続ける悪魔に仕える悪霊に支配されていることが多くあるのです。この様な悪霊の影響や支配を、多くの人々は気がつかずに関わっていることがよくあります。これを、はっきり識別するためにはご聖霊の助けが必要です。
そして、悪霊の影響や支配から解放されるためには、イエス・キリストの十字架の贖いを信じる信仰によらなければ、その方法はありません。
　バルナバとパウロがアンテオケの教会から伝道のために派遣されて、最初に行ったキプロス島に行ったとき、地方総督が神のみことばを聞こうとすると、ユダヤ人の魔術師が反対して、総督を信仰の道から遠ざけようとしました。パウロは、聖霊によってそのことをはっきりと識別して、主イエス様の力によって魔術師をはっきりと退けて、総督に神の言葉を語りました。その結果、総督はバルナバとパウロたちの伝道旅行で最初に主イエス様を信じる人になりました。
　私たちの生活の中で、悪霊の影響を受けているようなことがあったら、イエス・キリストの十字架によって解放されるように、祈りましょう。

分かち合いのために
1、バルナバとパウロは、キプロス島ではどこで神のことばを語り始めましたか。 （4,5節）
2、バルイエスはどのような人物でしたか。 (6-8節）
3、セルギオ・パウロはどのような人物でしたか。 （7節）
4、サウロ（パウロ）はどうしてバルイエスの実体を識別できましたか。 （9節）
5、あなたは、悪霊の影響を受けたと思われる経験がありますか。どのようにして解放されましたか。互いに分かち合いましょう。

今週の聖句
　しかし、サウロ、別名でパウロは、聖霊に満たされ、彼をにらみつけて、言った。「ああ、あらゆる偽りとよこしまに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵。おまえは、主のまっすぐな道を曲げることをやめないのか。」 (使徒 13:9,10)

2012年8月26日礼拝メッセージ要旨

　　　　　　　　　　　　　　～主が召した任務～
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鈴川キリスト教会顧問牧師　川崎　廣

使徒13:1-4

　イエス・キリストの福音は、世界の各地に広まっています。主イエス様はそれを最初から望んでおられましたが、主の弟子たちはそれをすぐに実行したわけではありませんでした。初めに弟子たちは、エルサレムにとどまっていましたが、エルサレムに大迫害が起こり、使徒以外の人々は各地に散らされて行きました。その人達は、主として各地に移住しているユダヤ人に主の福音を伝えていました。ペテロがローマ軍人のコルネリオに福音を伝えて以来、異邦人にも福音が伝えられるようになり、アンテオケの教会では、多くの異邦人が主を信じました。バルナバや、サウロの指導によりその教会は大変祝福されていました。しかし主の願いは、一つの地域教会が祝福されるだけではなく、世界の各地に主の福音が伝えられることでした。アンテオケの教会で人々が、礼拝を捧げ、断食の祈りをしていたとき、ご聖霊が主の願いを伝えました。それは、「バルナバとサウロをわたしのために聖別して、わたしが召した任務につかせなさい。」ということでした。彼らは、主の召しを実行するために、アンテオケの中心的な指導者であったバルナバとサウロに手を置いて祈り、各地の宣教のために派遣したのです。これが世界宣教の始まりでした。現在でも主の御心は変わりません。私たち一人一人は、主のすばらしい福音を周囲の方々にお伝えする使節として、主の召しを実行するように期待されているのです。

分かち合いのために
1、アンテオケの教会に対する主の御心は、どのようなときに知らされましたか。 （1,2節）
2、アンテオケの教会の人々は主の御心に従いましたか。 (3節）
3、二人は最初にどこに行きましたか。 （4節）
4、あなたは、主の御心を知らされてお従いした経験がありますか。互いに分かち合いましょう。

今週の聖句
　彼らが主を礼拝し、断食をしていると、聖霊が、「バルナバとサウロをわたしのために聖別して、わたしが召した任務につかせなさい。」と言われた。そこで彼らは、断食と祈りをして、ふたりの上に手を置いてから、送り出した。 (使徒 13:2,3)