～とりなし～
鈴川キリスト教会 顧問牧師
川崎 廣
ピレモン1〜25
クリスチャンになると、生活が新しくなります。イエス様によって救われて、神様との新しい関係の中で生活するようになるからです。パウロは、かつてピレモンのもとで働いていたオネシモが、ローマに来て主を信じて新しくされたことで、ピレモンにとりなしの手紙を書きました。
１愛する同労者(1-7)
パウロは、ピレモンに「愛する同労者」と呼びかけています。パウロは使徒として大きな権威を持っていましたが、深い愛の結びつきによって接していました、共に労する者としてうけ入れていました。パウロのへりくだりと、主にある交わりの姿を見ることが出来ます。
２オネシモのとりなし(8-20)
オネシモは、ピレモンのところから逃亡してローマに行き、そこでパウロに会いクリスチャンになりました。パウロは「愛する同労者」としてピレモンにオネシモのことを許して受け入れてほしいと、とりなしています。
オネシモが主を信じて、忠実に主に仕えていることで、パウロは自分の子どものことのようにピレモンに願っています。
そして、強制されてではなく、自発的に受け入れてほしいと願っています。
さらに、何か損害をかけていたなら、パウロが弁償すると申し出ました。
３再会の祈りとあいさつ(21-25)
再会の願いと、その他の同労者への最後のあいさつをしています。
祝福の祈りでこの手紙を締めくくっています。
パウロとピレモンとオネシモの関係の中に、とりなしと許しのひながたを見
ることが出来ます。主を信じた者が毎日の生活の中でどのようにとりなしと赦
しを実践できるかが示されています。
分かち合いのために
・ あなたは、主が許されたように許し合うことにチャレンジしていますか？
・ そのために大切なことは何でしょうか？互いに分かち合いましょう。
今週の聖句
私たちの間でキリストのためになされているすべての良い行ないをよく知ることによって、あなたの信仰の交わりが生きて働くものとなりますように。
私はあなたの愛から多くの喜びと慰めとを受けました。それは、聖徒たちの心が、兄弟よ、あなたによって力づけられたからです。 (ピレモン6-7)
