宗教法人 鈴川キリスト教会

わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。

2023年5月 21日礼拝メッセージ要旨

2023年05月21日 | 礼拝メッセージ
ヘブル人への手紙5:1−11
「大祭司イエス様」

鈴川キリスト教会牧師

川崎 廣

 前回は、イエス様が大祭司であり、人間の弱さを知っておられる方であるとありました。5章では、大祭司とはどのような存在なのか、また、イエス様が大祭司としてどのような苦しみを味わわれたかが示されています。

1, 大祭司の任命(1〜4節)
(1) 旧約聖書を信じているユダヤ人にとって、大祭司はもっとも大きな務めの一つでした。祭司は民に代わって、神の前に出て行って神に礼拝をささげる人たちだからです。
(2) モーセの弟アロンが、神様から任命されて大祭司となり、その子孫が代々大祭司となっています。

2,イエス様の祭司職(5、6節)
・アロンの場合と同様に、イエス様も大祭司となる栄誉を自分で選択して引き受けたのではなく、父なる神の召しによって与えられ、それに従われたのです。
・イエス様は、十字架につけられ、復活され、天に昇られてから神の右の座に着かれて大祭司となられました。それは、アロンから受け継がれる祭司ではなく、メルキゼデクの位と等しい祭司です。(7章で詳しく説明します。)

3, 従順な大祭司(7,8節)
・ 主は大祭司となる前に、苦しみの十字架の道を進まれました。大きな叫び声と涙の祈りは、死からの復活によって聞かれました。
・ イエス様のゲッセマネの園での祈りは、人が学ばなければならない、神への信頼と従順を経験されたことでした。

4, 信頼できる大祭司 (9-11節)
・イエス様は、その生涯、死、復活、召天を通して、「完全な者」とされました。
・これは、イエス様が救い主として十分な資格があり、信頼に足る者であることを、
身をもって実証されたことです。
・それで、「彼に従うすべての人々に対して、とこしえの救いを与える者」なのです。
・この世においても来るべき世においても、永遠に人々を安全に守る救いなのです。

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2023年5月 7日礼拝メッセージ要旨

2023年05月07日 | 礼拝メッセージ
ヘブル人への手紙4:14−16
「おりにかなった助け」

鈴川キリスト教会牧師

川崎 廣

 私たちには、天において安息が約束されています。しかし、そこに入るまでの間、肉の弱さを持ちながら、この世で生きていかなければいけません。けれども、主は、私たちを置き去りにしておられるのではなく、助けていて下さいます。

1, 大祭司であるイエス様(14節)
(1) イエス様は、地上のわざを終えて高く上げられ、栄光と誉れの冠を受けて父なる神の右に着座され(ヘブル1:3,2:9)、さらに勝利を持って神の臨在そのものの中に入られました。
(2) イエス様は、神の子として神様との間に完全な関係と接触を持っておられたので、大祭司としての務めを完全に果たすことのできるお方です。
(3) このような勝利の道を通られた大祭司であるイエス様に、私たちの信仰告白を堅く保つことが大切です。

2,私たちの状況をわかってくださるイエス様(15節
・イエス様は、私たちの真の理解者、私たちの弱さに同情できる大祭司です。
・イエス様は、サタンの集中攻撃を受け、しかもそれに耐え抜かれた試練を通られたので、本当に人間を理解することができ、同情とあわれみと力を示すことが出来るのです。

3, おりにかなった助けを受ける (16節)
・イエス様は、人間にかかわるばかりでなく、この世の苦しみを自分のものとして担ってくださるお方ですから、「大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか」と勧められています。
・祈りを通して、私たちは、きのうの罪を覆って下さる神の「あわれみを受け」、きょう
恵みをいただいて、今の必要を満たしてくださる「助けをうける」ことが出来るのです。

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