ヘブル人への手紙11:17〜40
1, 死をも乗り越える信仰(17〜22節)
アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフの歩みを通して困難な時を生き抜いた信仰が語られています。
(1) よみがえりを信じるアブラハム(17-19)
アブラハムが息子イサクをささげるように、神様から命令を受けた、厳しい試練に直面した状況が取り上げられています。
・自分のただひとりの子をささげなければならない。
・神の約束の子をいけにえとしてささげよと言われた。
・命を取れという命令でした。
アブラハムは神様の言葉をそのまま受け取り、最後まで神様に服従しました。
「神には人をよみがえらせることもできる」(19)と言う信仰でした。
(2) 死のかなたを見つめるイサク、ヤコブ、ヨセフ(20-22)
・信仰によって、イサクは未来のことについて、ヤコブとエサウを祝福した。
・ヤコブは死ぬとき、子どもたちをひとりひとり祝福した。
・ヨセフは、臨終のとき、イスラエルの子孫の脱出を語り、自分の骨について指図しました。エジプトが自分にとって寄留地にすぎず、ひたすら神の約束を仰ぎ望んだのです。
彼らは、約束の地に入る、大いなる国民になるという神の約束が必ず実現するものと信じて疑わなかったのです。
2, 出エジプトの信仰―モーセと信仰のイスラエル(23-29節)
(1) 信仰は恐れを征服する 彼らは王の命令を恐れませんでした。
・モーセの両親は、信仰によって王の命令を恐れず、三ヶ月の間モーセを隠しておいた。
(2) 信仰は選択を左右する 信仰によって、モーセは成人したとき、神の民とともに苦しむことを選びとりました。
(3) 信仰は目に見えない方を見る。 「信仰によって、彼は、王の怒りを恐れないで、エジプトを立ち去りました。目に見えない方を見るようにして、忍び通したからです。」(27)モーセは神を個人的に知り、神と非常に親密な関係を持っていました。
(4) 信仰は神のことばを聞き分けさせる。神の命令に従い、かもいと門柱にいけにえの血が塗られている家は過ぎ越すと約束され、その夜、イスラエル人の戸口にはみな羊のいけにえの血が塗られました。
(5) 信仰は奇跡を生む。イスラエルの民は、信仰によって神の前進命令を受け入れ、不可能なことをやり遂げました。
3, 現状を乗り越える信仰(30-31節)
(1) エリコ陥落。信仰によって、エリコを陥落できた。
(2) ラハブによる救い。エリコを探る斥候をラハブが自分の家にかくまってくれた。
4, 信仰の多様性と無名の勇士たち(32-40節)
(1) 信仰者にはいろいろなタイプがある。 現実の信仰の表れ方は多種多様です。
(2) 多くの名の知れない信仰の戦士たちもいました。
今、私たちが信仰を持つことができるのは、過去の信仰者達が多くの犠牲を払いながらも信仰を保ったからです。
「信仰の歩み」
鈴川キリスト教会牧師
川崎 廣
この聖書の箇所は、困難な時代、厳しい状況を生き抜く信仰について旧約時代の先人達の歩みを通して教えています。
1, 死をも乗り越える信仰(17〜22節)
アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフの歩みを通して困難な時を生き抜いた信仰が語られています。
(1) よみがえりを信じるアブラハム(17-19)
アブラハムが息子イサクをささげるように、神様から命令を受けた、厳しい試練に直面した状況が取り上げられています。
・自分のただひとりの子をささげなければならない。
・神の約束の子をいけにえとしてささげよと言われた。
・命を取れという命令でした。
アブラハムは神様の言葉をそのまま受け取り、最後まで神様に服従しました。
「神には人をよみがえらせることもできる」(19)と言う信仰でした。
(2) 死のかなたを見つめるイサク、ヤコブ、ヨセフ(20-22)
・信仰によって、イサクは未来のことについて、ヤコブとエサウを祝福した。
・ヤコブは死ぬとき、子どもたちをひとりひとり祝福した。
・ヨセフは、臨終のとき、イスラエルの子孫の脱出を語り、自分の骨について指図しました。エジプトが自分にとって寄留地にすぎず、ひたすら神の約束を仰ぎ望んだのです。
彼らは、約束の地に入る、大いなる国民になるという神の約束が必ず実現するものと信じて疑わなかったのです。
2, 出エジプトの信仰―モーセと信仰のイスラエル(23-29節)
(1) 信仰は恐れを征服する 彼らは王の命令を恐れませんでした。
・モーセの両親は、信仰によって王の命令を恐れず、三ヶ月の間モーセを隠しておいた。
(2) 信仰は選択を左右する 信仰によって、モーセは成人したとき、神の民とともに苦しむことを選びとりました。
(3) 信仰は目に見えない方を見る。 「信仰によって、彼は、王の怒りを恐れないで、エジプトを立ち去りました。目に見えない方を見るようにして、忍び通したからです。」(27)モーセは神を個人的に知り、神と非常に親密な関係を持っていました。
(4) 信仰は神のことばを聞き分けさせる。神の命令に従い、かもいと門柱にいけにえの血が塗られている家は過ぎ越すと約束され、その夜、イスラエル人の戸口にはみな羊のいけにえの血が塗られました。
(5) 信仰は奇跡を生む。イスラエルの民は、信仰によって神の前進命令を受け入れ、不可能なことをやり遂げました。
3, 現状を乗り越える信仰(30-31節)
(1) エリコ陥落。信仰によって、エリコを陥落できた。
(2) ラハブによる救い。エリコを探る斥候をラハブが自分の家にかくまってくれた。
4, 信仰の多様性と無名の勇士たち(32-40節)
(1) 信仰者にはいろいろなタイプがある。 現実の信仰の表れ方は多種多様です。
(2) 多くの名の知れない信仰の戦士たちもいました。
今、私たちが信仰を持つことができるのは、過去の信仰者達が多くの犠牲を払いながらも信仰を保ったからです。