宗教法人 鈴川キリスト教会

わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。

2023年4月 30日礼拝メッセージ要旨

2023年04月30日 | 礼拝メッセージ
ヘブル人への手紙4:1−13

「神の安息に入る」

鈴川キリスト教会牧師

川崎 廣

 今の時代は、「安息」とか「平安」ということばが、ほど遠くなっているようです。この箇所では「神の安息に入る」というテーマが取り上げられています。

1, 神の安息に入るための約束はまだ残っている(1節)
(1) 神を信じる者に与えられる霊的な意味での神の安息、平安です。(3節)
(2) かつてイスラエルの人たちに与えられた約束の地カナン。(4,8節)エジプトを出て荒野をさまよったイスラエル人にとって、約束の地に入ることは神の安息に入ること。
(3) 神が天地創造のわざを成し終えて入られた安息です。(4節)
この手紙を受け取った人たちは、脱落と後退の危機にあったが、安息を与えるという神の約束は、変わることなく生きていると語っています。

2, 前に福音を説き聞かされた人々は、不従順のゆえに入れなかった(6節)
・ここでは、カデシュ・バルネアでの出来事(民数記13:17-33)から、神に対する不信仰がどういう結果を生むかを思い起こし、昔のイスラエルの人たちと同じようにならないようにと警告しています。

3, しかし、今でも神の安息に入れる (9節)
・神は天地創造の7日目に、創造のわざを完了して休まれました。神の安息は現在に至るまで継続しています。神の呼びかけに答え、信仰を持って神に応答すれば、この安息にあずかることができるのです。

4, 神の永遠の安息の約束(11節)
・ヨシュアに率いられてカナンに入った人々は、主から安息を賜ったが(ヨシュア23:1)、
まだ神の安息の約束は完全に成就していなせん。
・約束の地カナンは、神の永遠の安息のひな型として、その約束は今も有効なのだから
「私たちは、この安息に入るよう力を尽くして努め、あの不従順の例にならって落後する者が、ひとりもいないようにしようではありませんか。」と励ましています。

5, みことばの力 (12,13節)
・神のことばである聖書は、単に書かれた文字ではなく、生きた力があります。私たちを変える力があります。神のことばは、魂と霊の分かれ目を刺し通す力があります。みことばが解き明かされると、神のみこころを知るようになります。自分は、神の前で何一つ隠せるものはないことを知ります。心の奥底まで知られる神は、みことばによって私たちの心を探り、何が良いことで完全なものであるかを示してくださるのです。

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2023年4月 16日礼拝メッセージ要旨

2023年04月16日 | 礼拝メッセージ
ヘブル人への手紙3:7−19
「心をかたくなにしてはならない」

鈴川キリスト教会牧師

川崎 廣

 これまで、預言者に対するイエス様の優位性、御使いに対する優位性が語られました。ここではさらに、イエス様がモーセにまさる方であることを示しています。モーセは確かに他の者とは全く異なったイスラエルの偉大な指導者でしたが、私たちが信仰を持て見上げるべきお方はイエス・キリストただ一人です。

1, 心をかたくなにしてはならない(7-12節)
・イスラエルのモーセの時代の過ちに触れ、先祖達がどのように歩んだかを思い起こし、その時代の人々のように、心をかたくなにし不信仰に陥らないように忠告しています。

2, 罪に惑わされないように、互いに励まし合う(13節)
・日々互いに励まし合って、だれも罪に惑わされてかたくなにならないように。

3, 最初の確信を終わりまでしっかり保つ(14節)
・そうすれば、キリストにあずかる者となる。

4, みことばに聞き従う(15-17節)
・みことばに聞き従わない不従順は、生ける神から離れる結果となります。

5, 不信仰の心(18-19節)
・「わたしの安息にはいらせない」というのは、約束の地に入れないことです。

せすから、私たちに必要なのは、主イエス様を深く思うことです。この方がどのような方か、またどのような働きをされたのかを思い、互いに励まし合うことによって、神のみ声を聞き、信仰の確信を保つことができるのです。

・みことばに聞く
・みことばを信じる
・みことばを従順に実行する
・みことばを分かち合う


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2023年4月 2日礼拝メッセージ要旨

2023年04月02日 | 礼拝メッセージ
ヘブル人への手紙3:1−6
「イエスのことを考えなさい」

鈴川キリスト教会牧師

川崎 廣

 これまで、預言者に対するイエス様の優位性、御使いに対する優位性が語られました。ここではさらに、イエス様がモーセにまさる方であることを示して、ひたすら「イエスのことを考えなさい」と勧めています。

1, 天の召しにあずかっている聖なる兄弟たち(1節)
・「天の召しにあずかっている」クリスチャンの栄誉を表している。
・「聖なる」クリスチャンの性質を表す呼び名です。
・「兄弟たち」は、クリスチャン同士の関係、主にあって信仰者は一つの家族を構成する者たちです。
2, 私たちが告白する、使徒であり大祭司であるイエス(1節)
・「告白する」口で公に言い表している、神が言われていることに同意している。
・「使徒であり」イエス様は、父なるか神から遣わされたお方です。使徒として死なれ、
よみがえられ天に昇られた。
・「大祭司であるイエス」今は、大祭司として、私たちのために執り成しておられる。
3, 考えなさい(1節)
・よく考える、深く、じっくりと考えることです。
 イエス様がどのような方であり、何を行い、何を行ってくださっているかをじっくり考えることにより、しっかりと希望を持つことが出来るのです。

4, モーセとイエス様(2−6節)
ユダヤ人にとってモーセは他のいかなる人物とも違った格別の存在でした。律法の神髄とも言うべき十戒を神から直接授かった人物だからです。もともとモーセに特別な尊敬を表す社会に生きていたユダヤ人クリスチャンに、イエス様がモーセよりも偉大であることを示しています。

モーセーーーーーーーーーーーーーイエス様

一定の時期、神に仕えたしもべーー永遠の神の御子

神の啓示の一人の証人ーーーーーー神の啓示そのもの

神の家の忠実な奉仕者ーーーーーー神の家の所有者

神の家の一部分ーーーーーーーーー神の家の建築家
  
神を愛した人ーーーーーーーーーー神である方
  


モーセは確かに他の者とは全く異なったイスラエルの偉大な指導者でしたが、私たちが信仰を持て見上げるべきお方はイエス・キリストただ一人です。

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