宗教法人 鈴川キリスト教会

わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。

2009年9月27日礼拝メッセージ要旨

2009年09月27日 | 礼拝メッセージ
 ~神の家族~
                    鈴川キリスト教会顧問牧師 川崎 廣
 エペソ2:19~22

 私たちが主イエス・キリストを、自分の救い主として信じ受け入れたとき、つまりクリスチャンとなったときに、私たちとこの世界を造られた神様はどのような関係になるのでしょうか。聖書はこの関係について、いろいろな表現で説明しています。
<第一に聖徒たちと同じ国民となる。>
 私たちはまだこの地上に生活しているにもかかわらず、主に従って生きた聖徒たちと同じに、天の御国の国民として迎えられるのです。 

<第二に神の家族となる。>
 この世界の創造者である神様を「お父さん」と呼び、親しい関わりあいを持つことのできるものとなるのです。また、同じ信仰を持つものが兄弟姉妹として愛し合い助け合うことのできる関係になるのです。 
<第三に聖なる宮すなわち神の御住まいとなる。>
 キリストを礎石とし、聖書のみことばを土台として、クリスチャン一人一人が有機的に結びあって、建物を構成している。そしてその中に神様ご自身がいつも生きて働いておられる。聖霊が私たちと共に住んでくださる。それが聖なる神の宮です。 
 クリスチャンにはすばらしい立場が備えられています。 
あなたはどうですか。
 
<分かち合いのために>
(1)あなたは天の御国の国民として生活するためにどのように心がけていますか。
(2)あなたは「神の家族」となると聞けば、最初にどんなことを思い浮かびますか。互いに分かち合いましょう。
 
<今週の聖句>
 こういうわけで、あなたがたは、もはや他国人でも寄留者でもなく、今は聖徒たちと同じ国民であり、神の家族なのです。(エペソ 2:19)

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2009年8月30日礼拝メッセージ要旨

2009年09月06日 | 礼拝メッセージ
~福音の前進のために~

         山形クリスチャンフェロシップ牧師   渋谷 望 

 ピリピ1章12節―26節  

 今の日本で福音宣教は大きな課題です。パウロの時代どのようにして福音宣教は進んでいったのでしょうか、それを三つの角度からみていきましょう。

1.試練によって福音宣教は前進する。

 最初にパウロの投獄という試練によって福音は前進しました。教会の指導者であったパウロが投獄されたことによって、教会の人たちは失望、落胆していませんでした。かえって、この試練を通して、一人一人が立ち上がり、大胆に宣教をするようになりました。そして、福音は前進しました。このように、初代教会時代は、すべての人が伝道者でした。一人一人が立ち上がり福音を宣教することによって福音は前進します。信仰者一人一人に、福音を宣教する使命が委ねられています。

2.教会の問題を通してさえ福音は前進する。

 ピリピの教会には、純粋な動機からではなく、自分の影響力拡大のために、福音宣教を利用していた人がいたという問題がありました。そのことでパウロも苦しんでいましが、そのような宣教を止めさせよとしたわけではなく、パウロはむしろ歓迎しています。パウロはどのような動機であっても、最終的に福音が前進することをパウロは願っていました。今日も教会で問題が起こるときには、すべてを神様に委ねて、福音宣教の前進を祈るべきです。神は時には、ある種の問題が起こるのをお許しになることを通してでも、最終的には福音宣教のために用いてくださるのです

3.キリストにあって生きることを通して福音は前進する。

 パウロは、獄中にあって死刑の可能性を前にして、「死」という言葉を多用し、自分の生き死についても触れています。しかし、パウロは悲観的な考え方をしてはいません。パウロは福音宣教に生きていいたゆえに、死の恐れを乗り越えていました。パウロの福音宣教の内容は、死に打ち勝つものであったからです。パウロにとってこの地上の生涯で終わりではなく、天に希望を置いていました。それは、私たちキリストを信じるものすべての希望です。どんな暗い世の中にあっても、キリスト者は本当の意味で生きることができます。本当に生きているということをこの世に示すのです。このことを通して福音は前進していくのです
また、パウロは自分の願いではなく。主のために、教会の人々のために生きていました。命の危険があっても、自分の使命を最後まで果たそうとするようなパウロの生き方を通して、福音は広まっていったのです。パウロのように自分の願いを求める人だけではなく、主のため、人のために生きる人が、大勢集まるならば、祝福されて、福音は前進していくのではないでしょうか。


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